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モノを愛する気持ち

仙台藤崎での1週間のポップアップイベントが終了した。

7月に藤崎で行った同様のイベントでçanomaの香水を手に取ってくださった方の中で、今回のイベントにも改めて足を運んでいただいた方が多くいた。

以前購入したのと同じものを“おかわり”するのかと思いきや、ほとんどの方が「違うのも使ってみたい」と言いながら、以前購入したものとは違う香りに手を伸ばしてくれたのがとても嬉しかった。

このまま2日間だけ東京に戻って、土曜日と日曜日はまた熊本のアクアブーケさんでイベントだ。バタバタ。


さて、ポップアップイベントには、必ず印象に残るお客さんが来る。

今回のイベントでも、ハッとさせられる出会いがあった。


今日の夕方、手が空いていたのでポップアップスペースの前でムエットを配布していた。

1人の女性がそれを受け取り、私の前で立ち止まった。

「あの…」

何か言いたげだ。大切なことを胸に秘めているように感じた。

「実は最近、香水を買ってしまったのです。だから、今日çanomaさんの香水を買うことができないのです」

その目にはうっすらと涙すら溜まっているように見えた。

「次回いらっしゃる際は、必ず購入したいと思います」

私は、少し驚きつつ、また必ず仙台に来ることを約束した。


çanomaの香水を購入する方の大半が既に複数本の香水を所有しているはずだ。そのことに対し、お客様も私も、何の疑いも持っていない。

今日会ったその方は、1本の香水を、大切に大切に使っているのだろう。まずは自らの選択で購入した香りに、愛と責任を持ってしっかり向き合っている姿を想像した。


もちろん、çanomaとしても私個人としても、複数の香水を使い分けることを提案したいと思っている。それはより豊かに生活を彩るはずだ。

ただ、複数本所有することで、1つの香りにしっかりと愛を注ぐことを疎かにしていないだろうか…私たちは消費欲やら所有欲やらに安易に流され、モノを愛することを怠ってはいないだろうか…とふと思った。


実は、今回のポップアップで、数こそ多くないが、「ポイントが溜まっているから買う」という類の購買が見られた。主に年配の方だ。

ブランドとして、売上が立つことは当然喜ばしい。ただ、ポイントによって購入された香水が、その後どうなってしまうのかを考えると、少しだけ悲しい気持ちになった。


そんなことも相まって、先の女性のモノへの向き合い方は、私の心の琴線に触れた。

ほんの刹那の出来事だったが、救われたように思う。


この文章を読んでいる方、もしよかったら、今日は出番がなくなってしまって埃をかぶっている香水を、今一度手に取ってみてはいかがだろうか。私からのちょっとしたお願い。


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