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誕生日です。もう一度いいます、誕生日です。

今日2月10日、私は36歳になった。

36歳…「アラフォー」という言葉がチラつくが、とりあえず今年は「年男」の方で乗り切ろうと思う。

人生3回目の年男となるわけだが、過去2回の年男の誕生日あたりは何をしていたかを思い出してみた。


12歳の誕生日近辺は、中学受験を終えて小学校を卒業するまでの“ふわふわした時間”を過ごしていたはずだ。4月には地元八王子を離れて佐賀県にある全寮制の学校に通うことが決まっていたが、母の意向でそのことは卒業直前まで周りには伏せられていた。私も取り立ててそれを友達に伝えたいとも、別れが名残惜しいとも思わなかった。2ヶ月後にはこの土地を離れるということへのワクワクと、その事実を知っているのが私だけであるという甘美な優越感しかなかったように記憶している。それだけ地元への愛着は希薄だった。

その時はまだ、そこから始まる6年の佐賀生活があんなにも彩りあふれるものになるとは想像できなかった。


24歳のこの時期は、大学院に修士論文を提出し終え、就職までの残された時間でとにかく遊び尽くそうとしていたと思う。この記事を書くにあたりFacebookの過去の写真を見返してみたが、まーーーーー恥ずかいし写真が出てくること出てくること…間違いなく人生で一番調子に乗っていた頃だ。写真の中の私は若く、自信に満ち溢れていた。怖いものなんて何もなかったし、自分は“勝ち組”だとすら思っていたのではないだろうか。

今思い返すとどうしようもないほどにダサく映るのだが、それはその一年後に、あれだけ憧れ続けて念願叶って就職した外資系金融を、失意のもとに辞めることを知っている今の自分だからそう感じるのだろうか。いずれにしても、当時の私は謙虚さも優しさも欠けていたように思う。あのまま大人になっていたら…と考えるとゾッとする。


振り返ると12の倍数の年は大きな変化があった。12歳の時は小学生から中学生、八王子から佐賀。24歳の時は学生から社会人、絶頂から転落。そういえば人生初めてフランスに行ったのも24歳の時だ。あの時の旅行がなければ、今の自分はきっとなかっただろう。

さて、36歳はどうなるだろうか。今のところ、12歳や24歳の時のような予定されている大きな変化はない。ただ粛々と事業を継続していくことしか考えていない。

もし私に、何か大きな変化があるとしたら、どういったことがありうるだろうか。

まさか…結婚…?

いや、それはないか、さすがに。


いずれにしても、36歳は楽しく健康に過ごしたいと思う。今年から始めたダイエットは(珍しく)成果が上がっているし、ささやかながら(こちらも珍しく)いいニュースもあった。どうやら幸先はよさそうだ。

遅れても全く差し支えないので、プレゼントも受け付けております。遠慮はいりません。


ということで、36歳の私をどうぞよろしくお願いします。


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