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なぜ「にしむら珈琲 元町店」は素晴らしいのか

先日、神戸の「にしむら珈琲」の中でも、元町店が特に素晴らしいということを、具体的なエピソードを提示することで簡単に記事にした。

ここでは改めて、元町店がどう素晴らしかった、について書こうと思う。


前提を3つ。

私は神戸に宿泊したのは、今年の7月上旬の1泊と、9月の3連休中の3泊だけだ。日頃から足繁くにしむら珈琲に通い詰めているわけではないので、あくまで「にわか」である。

また、私が訪れたことのあるにしむら珈琲は、中山手本店、北野坂店、三宮店、及び元町店の4店舗のみである。その中での比較として元町店が特に素晴らしい、と感じたので、もしかしたら私が訪れていない店舗でさらに優れたところがあるかもしれないことをご了承いただきたい。

さらに、私は元町店を特に贔屓にしているが、その他店舗もとても良いお店であることを強調しておく。神戸に行ったら、ぜひお近くのにしむら珈琲へ。


さて、「にしむら珈琲 元町店」の素晴らしさは、ひとえに「心遣い」にあると私は考える。1つ1つのサービスに、来店者が心地よく過ごせるような工夫を感じるのだ。

それぞれのサービスは小さなもので、書いたところで「その程度のこと?」と思われるだろう。しかし、それらが積み重なって、「にしむら珈琲 元町店」の素晴らしさが形成されている。


「にしむら珈琲 元町店」とはどのようなお店か?


店員さんは皆きびきびと働いているが、忙しそうにしている雰囲気はない。どこか余裕すら感じられる。言葉遣いにも丸みがあり、それだけでゆったりとした気持ちにさせられる。三宮店のように、客の出入りが多い店舗では、丁寧な接客を受けつつも「忙しそうだなぁ」という印象を受けた。


私は毎回、モーニングの「フルーツセット」を頼むのだが、このパンの焼き具合が、元町店は絶妙なのだ。他の店舗では、“ガリッ”に近い「カリッ」とした焼き具合に仕上げているところが多いが、元町店ではそれが「サクッ」に近い。朝の目覚めきっていない身体には、歯応えは場合によっては刺激となる。元町店のパンの焼き具合は、低血圧なあなたにも優しい。


これは全ての店員ではなかったのだが、お釣りの渡し方まで丁寧だった。下に手を添えた、クラシックスタイル。今時こんな美しいお釣りの渡し方をする方がいるのだろうか…

「お釣りの渡し方なんて、正直どうでもいい」という声が聞こえてきそうだ。もちろん、それは些細なことで、本質的ではない。しかし、そういったところから、「にしむら珈琲 元町店」の接客に対する“スタンス”が見えてくる。つまり、彼らはどのようにしたら顧客の細かなストレスを排除し、少しでも快適さを向上できるか、ということに腐心しているのだ。


そのスタンスを象徴するような出来事があった。

それは、7月上旬に、初めて「にしむら珈琲 元町店」を訪れた時のこと。

モーニングのフルーツセットを食べ終え、店を後にする前に、お手洗いに行こうと思い、立ち上がった。

お手洗いに向かう際、店の奥にあるお手洗いの横に、たまたま店員が立っていた。

私がトイレに行こうとしているのを見て取ると、その店員が咄嗟にトイレのドアをノックしたのだ。


ご理解いただけるだろうか。

きっとその店員さんは、そこに立っていたことで、トイレが空室であることを知っていた。しかし、トイレから少し離れたところにいた私は、トイレに近づかない限りにおいてそれを知り得ないし、またもし仮に人が入っていて私がトイレを開けようとしたら、お互いにとって気まずい。

そこでとった行動だったのだろう。店員さんからしたら普段からしていることなのかもしれないが、そんな対応をされるのは、私にとっては初めてだったので、とても驚いた。


このように、「にしむら珈琲 元町店」の素晴らしさの源泉は、全て(取るに足らない、といっても差し支えないような)些細なことだ。しかしその些細なことが折り重なることで、「行ってよかったな、また行きたいな」と思えるお店が形作られるのだ。


9月の三連休の神戸最終日の朝、私は例によって「にしむら珈琲 元町店」でモーニングを注文する。

お会計時に、店頭で販売しているマグカップを1つ購入したい旨を伝える。

流石に普段マグカップを購入する客はほとんどいないのだろう、「にしむら珈琲 元町店」の店員と言えども、少々あたふたしていた。

にしむら

にしむら珈琲のマグカップは、実は有田焼である。

これは風の噂で聞いたのだが、このマグカップ、非常に保温性が高いらしい。


このマグカップでコーヒーを飲むたびに、私は「にしむら珈琲 元町店」を思い出すのだろう。

そして同時に、çanomaも「にしむら珈琲 元町店」のように、細やかな心配りを重ねていき、気持ちの良いブランドになれるといいな…と思うのだろう。


【çanoma取扱店】
TOMORROWLAND 渋谷/有楽町ルミネ/横浜ルミネ/横浜高島屋/名古屋ラシック/京都/京都BAL/大阪ルクア/神戸/福岡/アミュプラザ博多
Land of Tomorrow 心斎橋PARCO
Super A Market 青山/新宿
Nose Shop 新宿/銀座/池袋
https://noseshop.jp/?mode=cate&cbid=2681149&csid=0
ミヤシタパーク “The Editorial”
表参道 context TOKYO
千葉 Dresskinそごう店
大阪 Velvet
大阪 Tale Cocoon
京都 乙景
神戸 折角堂
恵比寿 Awake
名古屋 Amplir
富山 Green Room
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