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【タイムマネジメント】優先順位の考え方〜無駄な時間は切り捨てる〜

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僕たちの環境には、必ず平等に与えられたものがあります。それが「時間」です。

一日は24時間、一年は365日。

これは絶対に変わることなく、変えることもできません。時間をどう使うかで個人の能力、そして人生が決まります。そのため、限られた時間の中で何を捨て、何を優先するのかが重要です。

今回は、タイムマネジメントから「優先順位の考え方」について紹介します。

●最優先事項を優先する

第三の習慣「最優先事項を優先する」

『7つの習慣』の著書であるスティーブン・R・コヴィー氏は、成功する人の習慣のひとつとして述べています。

この中で語られているのが、時間管理です。そして、それをマトリクス化しのが、「時間管理マトリクス」です。

●時間管理のマトリクス

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仕事、用事、依頼など、行動は全て時間管理のマトリクスによって優先順位を付けることができます。行動は以下の四つに振り分けます。

「重要である」「重要でない」「緊急である」「緊急でない」

重要度は、会社の事業などの根本に関わるものや、肉体的、精神的な健康面に関わるものなどです。長期的にみたときに、影響が出てきてしまうものを指します。

緊急度は、他人からの依頼が多く、自分にとっては重要でないものが挙げられます。放置してしまうと非常に重大な事態となり、その対応に時間を割かなければならないことを指します。

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(参考URL:ダイヤモンド・オンライン)

スティーブン・R・コヴィー氏は各領域を次のような言葉で表しています。

第一領域:緊急である✕重要である=「必須」
第二領域:緊急でない✕重要である=「価値」
第三領域:緊急である✕重要である=「錯覚」
第四領域:緊急である✕重要である=「無駄」

1)第一領域「必須」
対処方法:すぐに実行する
突然発生するため早急に手を付ける必要があり、優先度は高いです。しかしよく考えてみると、「価値」の優先度を下げてきた結果として発生したことほとんどです。

2)第二領域「価値」
対処方法:予定する
最も価値を生む行動であり、将来に関わってくる仕事が当てはまります。「価値」の時間は、将来のための「備えの時間」です。「価値」の優先度を上げることで、「必須」の仕事を減らせます。

3)第三領域「錯覚」
対処方法:任せる
価値を生むことができないが、やらなければならないことです。この領域ばかりに時間割かれていると、「価値」の時間を割けなくなります。

また、よく考えてみると「無駄」の領域に当てはまる場合がほとんどです。すぐに成果がでやすいため、文字通り「価値があると錯覚している」領域でもあります。

4)第四領域「無駄」
対処方法:排除する
できる限り切り捨てる選択が必要です。
効果的な判断基準として、時間の無駄になっているかと考えると判断しやすいでしょう。

●優先するべきは第二領域「価値」

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この領域は時間がかかり、結果がすぐにでない特徴があります。しかし、将来的に自分の会社や自分自身の成長に大きく影響する領域でもあります。そのため、この領域にしっかりと時間を割くことが重要です。

●失くしていくべきは第三領域「錯覚」

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第四領域「無駄」は切り捨てていく必要があります。しかし、この領域では価値があると錯覚してしまい、切り捨てる決断ができない領域です。これは結果として「無駄なことに時間を割く」ことと同じです。翻弄されるのではなく、自分自身の意思決定をもつことが大切です。

相手に断らなければならないときには「できません」と伝え、誰かに任せることが可能であれば「お願いします」と伝えます。自分の領域で解決させために時間を割くのではなく、相手の領域にパス回しをするような意識を持ちましょう。

●まとめ

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世界中全ての人にとって「時間」は平等です。誰もが限られた時間の中にいます。そして、その時間をどう活かすかで、その人の能力や人生が決まります。

今回は、タイムマネジメントから「優先順位の考え方」について紹介しました。「緊急度」と「重要度」を基準に決断し、本当に優先するべき行動を把握できます。そして、将来に向けた「備えの時間」を確保しましょう。「緊急度」と「重要度」で振り分けたとき、「価値のある」取り組み方が重要です。

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