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言葉と物

使わなくなった木箱の蓋をつくる。
箱を見るとつい容れ物を連想してしまう。
それを裏切る為に、使えない箱を作る事にした。
モルタルで成形した蓋は固く、冷たく、重い。
違和感や緊張感が距離を生む。
空間を埋める蓋は、容器では無い事の宣言であり、
新たな向き合い方を考えなければならない。

『使えなくなった』から『使えない』に言葉を変える事は、
物の機能や関わり方も変える事になる。

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