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坂村真民さんの詩「念ずれば花ひらく」

真民さんはこの詩のタイトルにも、もの凄くこだわっておられた
「ひらく」を漢字で「開く」と書いてしまう人が多かったらしく、それではわたしの意図するものものにならない。

何故ならひらがなで書くことで文字数が8文字になる
漢字で書いてしまうと7文字になってしまう
八文字十音でないとダメなのだと。
字数の不思議、音感の不思議を知ってもらいたいからだ。と
字には言霊があり、視覚には霊力がある。
だから字数、音、視覚、全てにこだわることで、見る人、聞く人への作用が大きく変わる

詩の内容も奥が深い。
うまくいかないとき、苦しいとき、お母さんはいつも口にしていた。
「念ずれば花ひらく」と。
失敗したとしても、裏切られたとしても、酷い目にあったとしても、負けてはいけない。わかっていても人はそんなに強くはない。心が負けてしまう時がある。

そんな時たぶん、お母さんは自分の心を取り戻すため、呪文のように唱えていたんでしょう。

おそらくとても苦しい目にあったんでしょう。
でも子供のために自分が負けるわけにはいかない、頑張らないといけない。

そんな強い言霊を感じます
だから真民さんもこの言葉には、字数、音、字面、
全てがこれでなければその力が宿らないんだと言われたのでしょう。

わたしも苦しい時には思い出して唱えよう!

「念ずれば花ひらく」!





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