私の友人に左利きだという人がいます。料理などをするときには左手を使い、文字を書く時には右手を使っています。彼女曰く、両手が使えるため、ときどき、どちらが右でどちらが左か分からなくなる、お箸を持つのが右手でお茶碗を持つのが左手、と言われてもとっさにどっちがどっちだったか、と思うことがあるのですって。幼い時、その習慣が身につかなかったからでしょうか。

一つ言えることは、彼女は歯科衛生士などの仕事はできないだろう、と言うことです。むろん、歯医者さんにはなれないのでは？

このところ歯医者さん通いをしているのですが、治療を受けながら彼らがその時何を考えているか気になっています。歯医者さんでは患者さんの歯を見て治療をするので、左右については一般的でなく、歯医者さんにとっては私たちの言う右が左で左が右なんだとか。

歯医者さんで歯の治療をしてもらう時、左右どの歯の話をしているんだろう、と話についていけないことがありませんか？。

歯医者さんで仕事をしている知人も左右の話では、実生活上で時に困ることがあるとか言っていました。

この歯医者さんの右、左の話では人を指導する立場の大学教授である歯科医師が大間違いをして間違った歯を抜いてしまった、と言う話を聞いたことがあります。

一番お気の毒なのは大事な歯を抜かれてしまった初老の婦人です。これから先の人生を考え、歯をちゃんと整えていた方がいい、と歯科医師である自分の娘に言われてそうしたのだけど、処置してくれた医師が間違えた・・・しかし、この医師が娘の上司で娘のこれから先のことを考え何も文句を言えなかったとか。「丁稚奉公をしている身だから」て、そんなもんですか？