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12支にはなぜ猫が入っていないのか?

今年は辰年、娘は年女です。早いものでもう2月に入ってしまいました。
今日は干支の話、猫の話です。

子丑寅卯辰巳午未申酉戌亥の12の動物からなるものを12支と言い、方角や、年、日などを表すものに用いられています。

だが、その12支の動物には現代の代表的なペットである猫が入っていません。12支、子、丑、寅・・・の感じは今から3,000年以上前の中国殷時代にすでにできており、子~亥の12の漢字からなる12支もあって実際に使われていたのだそうです。

ただし、その12支にはまだ動物名はあてられていなかったとか。実は12支の子・・・の漢字にもともとネズミ、ウシ、トラと言った漢字はなかったようです。

12支に動物を当てて呼ぶようになったのは、戦国時代(紀元前480~247年)とみられており、当時、中国にはまだ猫がいなかった、中国に猫が入ってきたのはそれよりもう少し後の今から2,200年ほど前と言われています。その時には、12支の動物たちはもう決まっていたので猫の入り込む余地はなかったというわけです。

それにしても12支に猫が入っていたらどんなにか楽しいかと思ってしまいます。架空の動物よりその方がいいと思いませんか?

我が家の猫が怒ったらこんな絵のような顔になります。実に不機嫌そうな目になってしまうのです。

今は金魚を飼っていないのですが、飼っていた時はよく水槽の前で座り込んでいました。猫もいろいろですね。性格からくるのだと思いますが、何代前かの猫は飼っていた鳥が友達でした。鳥の方は迷惑だったと思いますが。

動物のどれかを言うと年が分かってしまうというのは面白いですね。どう頑張ったって12年ごまかすのは無理でしょう?

実は私は仕事をしていた時、生徒さんたちには私の年を内緒にしていました。それが、夫が代行で仕事をしに行き干支の話をし、ばらしてしまったのです。つまり私の干支を彼らに言ってしまった・・・。夫は実年齢より一回り若く伝えたのですが、誰もそんなこと信じていない・・・。やはり、幼いころより干支により年を勘定すると言うシステムになじんでいないとそんなことをしでかしてしまうんですね。代行の次の時にクラスに赴くと、皆私の年を知っていました。

夫はタイルを集めるのが趣味…我が家の塀にもタイルが様々に張り付けてあります。そのうちの3枚が我々3人の干支の絵柄。近所の人たちはみなもう私たちの年は言わなくてもご存じだと思います。

ところで、干支の猪(実は私の年)は中国本土では猪でなく豚を使っています。

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