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旅に出かけたら何をお土産にする?

知り合いでお土産は食べ物しか買わないという人がいます。で、自分には何を買うんでしょうか?
土産物と言えば英語ではsouvenirと言う言葉を誰もがあげる。しかし、実際のところは、この言葉には一生記念の思い出として残すものと言うようなニュアンスがある。だからその言葉は自分のためのお土産,旅の記念品と言うような意味合いが強く人様にあげてしまうと思いがこもりすぎた重い贈り物になってしまうのかもしれず、やはりお菓子位が一番いいのかも、と思ったりします。だからこの意味での英語はgiftがいい。

皆さんはどんなものを持って帰りますか?重いのに買ってしまって早くも帰り道に苦労したり、結局、帰ってからさっぱり使い道がなかったりして後悔してしまったとか、やはり、いつまでもそれを眺めているのは嬉しいとかか、お土産には悲喜こもごもな思い出があると思います。

着れると思って買った服も、日本に持って帰ると、結局着る機会がなかったり、どうもデザインがもう一つで着なかったり…。旅に出るとどうしょうもないものを買ってしまうことがあります。皆さんはいかがですか?

我が家も旅に出かけるたびに年々ものが増えてしまった状態です。夫が一人で旅に出ると様々にあれ?と言うようなものを買ってきます。

一番、大きかったのはキャビネットを中国で買い別便で送ってきたこと。石がカットされて張り付けられている、あるいは埋め込まれている細工の美しいものですが、かなり大きい…。今は古い方の家で物入になっています。げた箱になったこともあります。別便で送る時、ちゃんと手続きをしなかったようで輸入した形になってしまっていました。そして、税金をとられ、おまけに日本に届いた段階で、家に届けてもらうまでに門司の倉庫での保管料、それに送料も取られて高いものにつきました。

また、韓国から螺鈿細工のキャビネットも買ってきたことがあるし、もう一つ丸っこいキャビネットも別の時に買ってきました。これも人間が2~3人は入れるくらいの大きさ。本当、実に様々なものが世界中から集まってしまいました。で、今住んでいる家には置き切れないので古い方に置いてもらっています。

夫が外国人であることによりやはり日本人では、考えも及ばない異様なものを買ってきたりしたことがありました。そしてそれを家の飾りにしてしまうんですから。

我が家には犬はいないのですが、陶器の犬がいました。中型犬のサイズです。最初は白黒の点々に塗りダルマチアンみたいな犬に仕上げていたのだけど、今はピンクパンサーに青のドット…いずれにしてもわが家にやってくる人は少なからず驚きます。

そして、玄関を開けると、まず、目につくものは夫がタイで買ってきたもの。人はもっと驚きます。「アッ」と声を上げるくらいに。

はく製にしてあり、口を開けて大きな牙をむいているのです。目には真っ赤なルビーがはまっているのです。案外、目として使われている石は本物なのかもしれませんね。以前、アメリカ人の友人が彼の何でしたかの持ち物から小さなルビーが落ちてしまったとかで、夫はその友人のためにバンコクの町をその大きさの石を求めて回ったことがあったのです。そんなに高くもありませんでした。

とにかく玄関には赤い目のコブラがとぐろを巻き、牙をむいて訪問者をにらんでいるのです。

玄関からすぐの廊下の天井には小さなわにがいるし。その下にはラクダのくらがあるし。階段の上りかけの壁には鹿の頭(角付き)があります。

今なら法律が変わってしまって持っては帰れないのでしょうね。こんな感じで、我が家はまるで小さな博物館なのです。


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