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ノルウェーにはケーキ文化がある

日本の家庭ではケーキって焼き上げると、すぐに飾り付けて、と言うのが普通のことでしょうか。ノルウェーに住むようになって、すぐにケーキと言うものは焼き上げてから3日くらい経ったのが一番、と分かってきました。それだけたくさん食べたということですが。

日本でケーキを作るとせいぜいがクリームの上にイチゴや缶詰めのフルーツがのっていたりでしょうか。ノルウェーでは随分と豊富なケーキの種類があります。やはりそれだけケーキの歴史があるということでしょう。

彼らは何かといえばケーキを囲んでいます。お店に行けば簡単に買い求めることはできますが、たいていの主婦は機会を見てケーキ作りにいそしんでいます。パーティがあればケーキが欠かせないというわけです。ケーキの盛り付けもまるで芸術です。彼らはめったにケーキを買うことはないです。そんなことをすれば手抜きをしている、位に思われるんだと思います。結婚式なんてことになると花嫁さんのお母さんは何日もかけてずいぶんな種類のケーキを焼きます。

ケーキサーバーを初めて目にした時には、なるほどケーキの文化がある、と思ってしまいました。サーバーも様々なデザインがありますが、歴史を感じさせる伝統的なものを手に取ると「ケーキの国だ」と思わずにはおられませんでした。日本にティセレモニーがあるように、ケーキをサーブするにもちょっとした作法があります。

丸いケーキの真ん中を少し残しながら切っていきます。ホストが勝手に切り分けて命名のお皿に入れるのではなく、メインのお客様のところにケーキとサーバーはまず回される、そしてお客様は自分が欲しいだけの大きさのケーキを己のお皿に切り分けるのです。しかも、バサッとサラの中にケーキが横倒しにならないよう注意深く・・・です。

そして、ケーキは次の人に回されます。皆が食べ終わった頃にはもう一度ケーキは回されます。何しろケーキの大きさは日本のケーキの何倍あるんでしょうか。大きなケーキフォームです。

私の一番お気に入りのケーキはチョコレートケーキだったかな…焼くのもいただくのも…。よく焼きました。チョコレートケーキってフルーツケーキより焼くのが簡単、と言うことも理由でしょうか。ケーキ用のチョコレートがノルうけーでは売られています。それを溶かしてドーに混ぜ込むってわけです。また、とかしたチョコレートに粉砂糖を混ぜてソースにしケーキ台に塗って仕上げます。

このケーキ用のチョコレートですが、お義母さんが時々それを溶かしてココアにしてくれていました。相当濃厚な飲み物でした。特に寝る前に飲むとぐっすり眠れるから、ですって。

そんなんですからノルウェーでどれだけ私の体重が増えたか!

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