Linked GalleryはWebアルバムを手軽に作成・公開するサービスです。 作成したアルバムは閲覧用パスワードを設定して特定の人にだけ公開することもできます。 使い方 メニューリストから「アルバムを作る」を開きます。 上部で公開設定をします。 公開・編集中を選択します。 特定の人にだけ公開したい場合は、[パスワードを設定する]にチェックを入れてパスワードを入力します。 広く一般に公開する場合は、[パスワードを設定する]のチェックを外します。 [タイトル] [説明
ちょうど7年前、この部屋に引っ越してきた。理由は特になかった。職場から近かった訳でもなければ、地元から離れた訳でもない。実家から2駅離れた駅の近く。家賃6万円の1LDK。初めての一人暮らし。 世間知らずだった僕は、光熱費がいくら掛かるのかさえ知らなかった。料理もできない僕が一人で暮らしていけるだろうかと、不安な気持ちになった事も打ち明けておく。 鍵を受け取った当日、僕は何も持たずにこの部屋にやってきた。ネットショップで購入した寝具とシーリングライトは届くようにしてい
ずっと昔、山奥の農村。その村には、小さいけれど歴史のある神社があった。 村唯一の神社で、初詣から豊作祈願、神前式から個人的なお願いまで、事あるごとに村人は神様に祈りを捧げていた。時代背景もあるのだろう、村人達は信心深かった。 いつの頃からかはっきりしないが、その神社に猫が住み着いたという。不思議な事に鳴き声は聞こえるが、姿を見たものはいない。神様の使いじゃないかと、村人達は噂した。 神代様。この村では、神様の使いとされたものを「カミシロ」と呼ぶ風習がある。文字通り神様の
僕には訳の分からない話で盛り上がる友達がいる。毎回どうでもいい事で、それぞれの意見を言い合っては闘っている。要するに僕達は暇人なんだ。 この前も飲みに行って色んな話をしてたんだけど、僕が会話の中で「今」という単語を口にしたら、その友人が「今という瞬間はもう過ぎ去った」と急に哲学しだしたのがきっかけでバトルが始まった。 8割くらいの人が「めんどくせぇー」と思うような主張だが、僕は反論した。 8割くらいの人が「めんどくせぇー」と思うような反論だが、僕の言いたいことは
今日は10年以上前の思い出話を少しだけ。 高校生のころ、僕は近くのスーパーで品出しのアルバイトをしていた。当時付き合っていた彼女は、同じスーパーでレジのアルバイトをしていた一つ年下の別の学校に通う女の子。 ちょうど今頃の季節、その日は僕も彼女もアルバイトは休み。僕の親友がアルバイトをしていた中華料理屋へ晩御飯を食べに行く。僕達は以前にもその店に行ったことがあり、お店の人も僕達の事を覚えてくれていた。 10時になる少し前に店に着き、友人のアルバイトが終わるの待ちなが