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なぜ長野県飯田市に移住後、世界に前例ない挑戦が可能になったのか

多くの東京育ちの人と同様かもしれませんが、私も若い頃から長年「海外に住みたい」という憧れがありました。

「留学したい。海外就職したい」と、都内にいながらも、さまざまの機会を模索し続け、例えばボストンやストックホルム、アムステルダムの美しい街並みや人々、社会デザインに思慕の情すらありました。

打ち明けますと、私たちの日本よりも、これらの国々は先を行き、「日本は遅れている」という劣等感すらあったかと思います。

都内から現地に渡航できなくても、例えば北欧の教育を紹介するイベントがあると、極力参加するようにしてきました。

ところが、今春飯田に移住してから、心身が満ち足りたウェルビーイングを実感する日々となり、つい最近でしたが、欧米先進諸国への劣等感が私になくなったことに気づきました。

日々多くの方々と連携して女性起業支援に尽力していますが、どうやら調べる限り、ジェンダーの理解が概してまだまだ薄いアジア諸国では類を見ない、おそらく世界的に前例なきフロンティアを切り開く日々になりました。

「貧困を撲滅する」と掲げ、バングラデシュでマイクロファイナンスを世界に広げたムハマド・ユヌスさんの気持ちが、僭越ながら、最近ことにわかる気がしてきたのです。

機会格差の是正を通じて、貧困と暴力と闘う。

そして、当地を女性起業家の聖地に。

これほど燃え上がれる仕事に、人生でめぐり逢えるとは。

幸いに天地人の恵みを飯田で得られたゆえで、飯田でなければできない仕事です。

容赦無く難易度は高く、かなりの試行錯誤が連日続いてはいますが、偶然のご縁だったとはいえ、飯田に移住できたのは、本当に幸運だったと思います。

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