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順調に問題だらけ

沈まない夕日はなく、昇らない朝日はない。

タイトルは「べてるの家」さんから拝借してます。

痛ましい事件の後に不適切と思った方は、被害に遭われた方やご家族はもちろん、加害者の気持ちは知る事は出来ないが、行動に共感した人の気持ちを知る事も寄り添う事も出来ないんじゃないかなと思います。

「ひどい」「許されへん」「何考えてんねん」と発信したり思った時点で他人事としか考えてない訳で、自分の目の前で起こった時にどのような行動が取れるかを考えると、とても難しい問題かと思います。

さて、「死ぬならひとりで」といった意見や、そういう意見がさらなる犯罪を産むとか、私からすれば何をマウンティングし合って、正論ぶったぶつけて何様のつもりやねんと言いたいです。

そもそもニュースに対するコメントについて批判の応酬をして、誰が喜んで亡くなった方が帰ってくるのかと言いたい。

犯行に至った経緯や、背景や環境を推測して再発防止に努めたり、過去の事件と比較したりする事が大切とも思いません。

不満や不安は政治や社会の仕組みのせいにしたり、自分には直接関係ない出来事に対しても「辞めろ」と平気で言ったり、被害に遭われた関係者の気持ちに寄り添う事なく「報道の自由」「知る権利」を大義名分にカメラを回し続ける。それについてコメントしたりコメントを批判したり。多様性を認めるなら、あらゆる思想や他人や環境のせいにして生きている人間も認めていかないといけない。

「人を殺そうと思って生きている人」「人を傷つけようと思って生きている人」世の中にはいろんな人が居るから仕方がないという問題でもない。

「順調に問題だらけ」

目の前で何かが起こった時に、自分の行動と発言には責任を持つようにしたい。

オープンでフリーのノートとマガジンです。