ゲームのプロはこの先食っていけるのか(思考メモ)

世界は歴史の節目を迎えている。
新型コロナウイルス感染症 (COVID-19)により株式は史上最大の下げ幅。イベント系や観光地産業は大打撃を受けた。
毎日状況は変化し続けており、中国とイタリアは移動禁止、アメリカは諸外国からの渡航を30日禁止、日本もイベント禁止。

コロナウイルスはウイルス性の風邪、致死率は低いがインフルエンザ並みの感染力を持つ。鼻水にウイルスが多く含まれるため、くしゃみや物の接触により飛沫感染しやすい。
肺炎を併発することによる死亡もある。ワクチンなどの特効薬は現時点では期待できない。

子供は軽症、高齢者および基礎疾患のある人が重症になる。
感染力が高いことによって、病院のキャパシティを超える重症患者が出た場合に死者が増えている。医療機関に大勢の人が押し寄せることで医療崩壊の危険性が生まれる。

おそらく人類と (COVID-19)との戦いは長期戦に渡る事になるだろう。
これだけの感染力を持つウイルスが3か月後に収束するとは考えられず、5-10年以上続く問題になるかも知れない。
一旦収束したと仮定しても、毎年インフルエンザ同様に再流行もあり得る。ウイルスは変容する性質も併せ持っているので、ワクチンが出来たとしても新しい種類のウイルスが生まれることも考えられる。
全員が完治して終わりにはならず、基本は対処療法になる。(主要な症状を軽減するための治療を行い、自然治癒能力を高め、かつ治癒を促進する療法)

中止自粛ムードが広がっていて経済が止まっている。
イベントや経験を与える商売は全て不況になる。音楽コンサート、映画館、観光、テーマパーク、インフルエンサー等。
ラスベガスやディズニーランドが閉まってしまうほどの影響が出ている。

外出を抑圧されるため、実生活に必要な物以外の価値が大きく下がる。
それらが無くても実生活に影響の少ない職業はどんどん減り、リストラが増えて行くだろう。雇用が無くなり、失業者が増える。


僕の職業はMagic the gatheringというカードゲームのプロだ。
カードゲームのプロと聞くとどんな事をしているのか想像しにくいかも知れない。
企業からスポンサードを受けて、毎週web上で記事を発信するのが主な仕事。それに加えて大会賞金やイベント出演などで収入を得ている。
時折このnoteでも有料記事を発信している。

4月末に数千万円の賞金がかかった世界大会Player's Tour Finalを予定していたが、このコロナウイルスの影響により大会が延期。
また、5月に予定されていたPlayer's Tourも延期。延期時期は7月と発表されているが、現状では見通しが立たない。
卓越したゲーム技術を賞賛する観客やファンがいるからこそ、プロはプロとして存在することが出来る。イベントが開催されなければ、そこで活躍する人もプロたり得ない。
まるで信仰を失った神のごとく、「ゲームのプロ」は「ただの人」になってしまう。


ゲームのプロという趣味の延長線上にあるものであり、仕事は緊急時には必要がなくなるものだろうか。
今の自分の仕事は世の中に必要か。自分の仕事は実は実社会では意味があるのか。自分に問いかける。

残念ながら、答えはNoだ。
芸術やスポーツなどが発展する背景には、社会全体に余裕がある前提が必要だ。余裕があると、余暇をどう過ごすかが焦点となり、趣味に使う時間が増える。昨今のE-sportsブームは、余暇が増えていた事が理由としても考えられる。

そのため雇用が減り不況になると、趣味の価値は下がり現金の価値が高まる。実際各カードショップの売り上げは落ちているようで、イベントも減り安売りセールも良く見かける。
終身雇用と給料が安定した仕事、公務員などは不況に強い。不況下では、現金への信頼がより強固になる。

ではどうするか。
変化の大きい次期は、同様にチャンスも大きい。何をするかで今後の分岐は大きく変わる。


■今後やるべきこと
①自己研鑽
→英語、読書、筋トレ。汎用性の高いスキルほど応用が効きやすい。

特に読書はそうで、知識が増えればその後の考え方も変わる。

②労働力以外にも、商品を作れるようにする。

(未完)

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