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2019年映画ランキング、年末年始ヒマな人向け。

さて、年末いかがお過ごしでしょうか。
テレビをつけても特番ばかりで嫌気がさしている人、わりといらっしゃるんじゃないでしょうかね。
…まぁ今時だと動画配信サービスが充実してるので、アニメ一気見や、ドラマ一気見するいい機会ではあります。編集が無い生番組は地獄でしかないので、テレビ局は特番辞めた方がいいことに早く気付きなはれ。


年末は今年の振り返り!ということで、2019年に見た映画を振り返りながら、ランキング形式でお届けします。

今年見た映画は合計47作、うち映画館で見たのは24作、動画配信サービスおよびレンタル作品で見たのが23作。

まず、今年の映画界を一言で表すなら「アニメ映画が多かった」ですね。
映画館で見る本数を月4本から2本に減らしたことで、映画館で見る本数は減りましたが、良い作品に当たる割合が増えました。
まぁ、そのほとんどがアニメ映画だったんですけど笑。

アニメバブルが映画にまで来ている感じがひしひしと感じます。
テレビ放映作品が増えるよりも、劇場版が増える方がクオリティ上がるので、個人的には嬉しい。
これからどんどんそっちに舵を切っていくのかな、と思います。

なぜかと言うと、テレビ放映における1クール作品数が多すぎるんですよ、今。
覚えきれないくらいあっても、意味ないんですよね。1人が見れる作品は限られているから。見られなければ円盤の売上に繋がらない。つまりスタジオが疲弊する。

「フラグタイム」の制作スタジオであるティアスタジオの経営破綻からも見えてくるように、アニメバブルが崩壊しつつあるのかもしれません。
まぁ資本金50万円の時点で、どうしようもないんですけど。
惜しくもランクインしませんでしたが、「フラグタイム」いい映画でした。


では、まず10位の発表から。

10位

天気の子

おそらく2019年興行収入1位の映画でしょう。
2019年12月29日現在、いまだに劇場公開が続いているロングラン作品です。
あり得ないぐらい続いてますね笑。

天気の子については、下記のnoteに感想をまとめてあります。

新海監督は、次回作かその次の作品ぐらいで、「君の名は」を超える映画を作られると思います。それだけの期待感がある監督ですし、実力もしっかりあります。ただ、天気の子に関しては「狼煙」だったのかなと。

一体どこを向いて映画を作られたのか?
「君の名は」に怒った人をもっと怒らしたかったと監督は述べていますが、誰かを怒らせるために作った映画が果たして、エンタメとして素晴らしい作品になり得るでしょうか?甚だ疑問です。


第9位

空の青さを知る人よ

今年じゃなければ、もっと上位に行けたであろう映画。
感想については、下記noteにまとめています。
もっと、おっさんになってから見たかった。


第8位

劇場版「Fate/stay night [Heaven's Feel]」

本当はもっと上位に行ける作品ですが、3部作ということで8位にランクイン。
もうUfotableはスタジオとして別次元のレベルになりましたね。
安心感とクオリティがものすごい。
来年公開の最終章、絶対見にいきます。


第7位

「響け!ユーフォニアム〜誓いのフィナーレ〜」

上半期ランキングでは4位に君臨していた映画ですが、テレビアニメ1期と2期及び番外映画である「リズと青い鳥」を見ていないと最大限に楽しめない点を考慮して、7位にランクイン。3年生編、めっちゃ楽しみにしてます。

感想はこちら↓


第6位

HELLO WORLD

2019年下半期、一番おもしろいアニメ映画でした。
めちゃくちゃ頭使いながら見たので、見終わったあと頭が痛かったです笑。
それでも6位なんだよなぁ。

感想はこちら↓


第5位

ヴァイオレット・エヴァーガーデン外伝 -永遠と自動手記人形-


テレビアニメを見ないと楽しめない点を考慮しても、5位にランクイン。
2019年、一番泣いた映画です。

感想のタイトルにも書いてありますが、日本人全員に見て欲しいです。
京アニの名前を知らなかった人にも、アニメでここまで描けるんだよ、すごいんだよって知って欲しい。
テレビアニメを見てから映画見て!順番間違えないように。

感想はこちら↓


第4位

イェスタデイ

今年、唯一劇場で見た洋画がこれ。
主人公が応援したくなるシャイで、いいやつなんですよ。
音楽系は映画館で見ると、やっぱり良い!

感想はこちら↓


第3位

プロメア

こっからは上半期のランキングと変わりありません。
映画を超えた映画というと、日本語がおかしいのですが、上位3作はそのレベルに達しています。この感覚は劇場で見ないと分からないかも…。

感想はこちら↓


第2位

スパイダーマン スパイダーバース

今年の口火を切った作品。
とんでもないレベルの高さで、「日本のアニメやばいんじゃね?」と激震するぐらい会心の出来でした。

アニメーション部門アカデミー賞取ってますから、実力は折り紙付き。
予告編を見てから、本編見るのをおすすめします。


第1位

きみと、波に乗れたら

残念ながら、興行収入的にうまくいかなかった映画ですが、1位にランクイン。
そろそろ湯浅監督には興行収入的にも大ヒットして欲しかったので、少し残念ではあります。さて、ヒットしなかった理由は来年の宿題に残しておくことにして、ネット漁って今作の感想をちらほら見ているとすごく不安を感じました。

何に対してか、と言うと作品の鑑賞姿勢について。

まず一言、「作品をしっかり見て」。
ぼくが言うのもおこがましい話ですが、バイアスかかりすぎ。
監督は作品を通して何を表現したいのか、どういう狙いがあるのかを分析しながら作品を見なきゃ。表面的なもんだけ見ててもつまらんよ。

リア充が云々、水の表現が云々、俳優声優が云々、言ってる人たち。
確かに、どうしようもない作品はあるよ、でも今作は違う。
見る価値ない映画が国際的な賞を、3つも取るわけないだろうに笑。

湯浅監督が見てる景色はきっと常人には辿り着けなくて、
それを脚本担当の吉田玲子さんがだいぶ近づけてくれているのに、
まだこんなにも遠く感じる人がたくさんいるのか、と絶望しました。

とりあえず、毎年お盆の時期はこの映画を見ると思います。
1人の人間にそう思わせるぐらい、この映画はすごい。

今日も日刊ムショクを覗きに来てくれて、ありがとう。
おいおい、これ忘れてるぜって映画があれば、コメントお願いします。


このnoteは「日刊ムショク」と題して、
無色の毎日をつらつらと綴る。
平日は7時ごろ、休日は9時ごろに更新予定。
また明日、時間があれば、覗いてね。

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