あついキス
夢の中の話だよ
缶ビールを片手に
赤い夜を歩いてた
走ろうとしたら
風が私を止めるので
後ろ向きになってみたの
そしたら風が私の体を
引っぱってくれた
自分が橇になったみたいで
おもしろかったよ
しばらく歩くと
酔っぱらいの男の人が近づいてきて
これからあなたを襲いますと言った
私は必死で逃げたけど
男の人がどんどん増えて
通りに飛び出した私に
黒い大きな塊になって襲いかかってきた
私は道路に寝そべって
その塊と抱き合った
好きになってしまえば
襲われた事にならないと
自分を騙してしまったの
私は塊と
あついあついキスをした
そしてたまらなく
好きになってしまった
そんな夢
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