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さよなら、臆病だった自分。初めて自分のやりたいことを考えられたPOOLOという場所【卒業生取材】

TABIPPOが運営する、自分と世界の豊かさをつくる次世代の旅人を育てる学校「POOLO」。自己理解・ウェルビーイング・共創をテーマに仲間と学び合い、豊かなライフデザインを描くことを目指します。

今回は、POOLOの活動中にフリーランスとして海外生活を始めることを決断し、実際にそれらを叶えたあおいさんにインタビューさせていただきました。もともとはやりたいことを口に出せなかったというあおいさんのお話を通じて、POOLOの魅力を紐解きます。

やりたいことに正直になりたくて入ったPOOLO

ーーまず、あおいさんのキャリアについて簡単に教えてください。

あおいさん:大学を卒業後、旅行会社に就職しました。しかし、業界的にコロナウイルスの影響を大きく受けてしまい、仕事がないから出社することも働くこともできませんでした。

何もしなくてもお金は毎月口座に振り込まれるものの、いつ解雇宣言されるか分からない状況に怯えていて、当時はとてもしんがどかったのを覚えています。結局その会社には1回も出社することなく、10ヶ月ほど経ったときに紹介してもらった別の旅行会社に転職しました。1日でも早く"社会人"になりたかったんです。

2社目では、営業や教育を担当した後、新規事業立ち上げチームの一員として働きました。ただ、入りたくて選んだ会社ではなかったので、働く環境を変えたいと思い、今年(※2023年)の11月に退職してフリーランスになりました。

ーーPOOLOでの活動中に仕事を辞める決断をしたのですね。そもそもPOOLOに入った理由は何だったのでしょうか?

あおいさん:自分の環境を変える決断の後押しを求めてPOOLOに入りました。社会人1年目の経験で、会社員なら"普通"の生活送れるだろうという根本的な考えが崩されたので、転職するのではなく、自分の力で仕事ができるようになりたいとずっと思っていました。ただ、他の人と違う道を選んでもいいのか迷いましたし、すごくこわかったんです。

思い返すと、小さいときは絵を書くのがすごく好きで、漫画家か画家になりたいと言っていた記憶があります。しかし、夢物語だと言われることもあり、いつの間にか口に出さなくなりました。否定されるかもしれないという恐怖心が蓄積されて、自分のやりたいことを考えなくなったように思います。

だから、環境を変えたいと思ってはいるものの、「何がしたいの?」と聞かれることは苦手だったんです。POOLOには、自分のやりたいことを見つけて、その道に進むことを決断したいという気持ちで入りましたね。

退職の日の一枚。POOLOに入ってフリーランスになる決断ができた

POOLOで気付いた、深く考えないで行動することの大切さ

ーーPOOLOに入ってみて、考え方に変化はありましたか?

あおいさん:いい意味で深く考えなくなりました。もともと慎重派な性格で、こうなったらどうしようとか、本当に大丈夫かなとかを考えてしまうタイプでしたが、起きてもいないリスクを恐れて時間が経っていく方がこわいと思うようになりました。

深く考えすぎずに一歩踏み出してみようという思考になったのは、POOLOでの出会いがきっかけです。かっこいい大人と刺激をもらえる同年代がPOOLOにたくさんいたんです。

私は学生でもないし、今さら新しいことをする勇気も元気もないと思っていました。いざPOOLOに入ってみると、私より年上の方でも、長年勤めた会社を辞めてやりたいことを始めていたり、日本一周していたり。みなさん恐怖心とか不安があるはずなのに、そこを打ち破っている方々はかっこよく、キラキラして見えました。

ちょうどチャレンジをし始めてる同年代に会えたのも大きかったです。同じように自分のやりたいことについて悩んでおり、友達とは相談できないような深いことまで話せる仲間と出会えたのは、私が変われた要因だったと思います。

ーーすてきな出会いですね。POOLOでは、参加しているメンバー同士の交流があるのですか?

あおいさん:はい。講義のほかに、3〜4人で行うチーム活動があります。チームに与えられた課題は、豊かな世界を実現するために自分たちができる小さなことを対話を通じて考えることでした。まずそれぞれのビジョンを明確にして、そこから豊かな世界とはどのようなものか、そのためにできることは何かを話し合うのです。

最終的に、私たちにできるのは旅をきっかけに人に変化をもたらすことだという結論に至りました。そのために今は、それぞれがSNSやメディアを使った発信を始めています。

また、カリキュラムにはないものの、1対1でじっくり話すことが多かったですし、みんなで旅行に行くこともありました。そういったところでもメンバーのことを深く知れたなって思います。

旅行で行ったしまなみ街道ツーリングの様子

対話と学びで知った自分の価値観とやりたいこと

ーー交流といっても楽しいだけでなく、自分に向き合えるものでもあるのですね。

あおいさん:そうですね。例えば、旅行が好きだけど、その先で何がしたいのかというところまで自分1人だったら深掘りできなかったと思うんですよ。同じようなビジョンを持っている人たちとの対話を重ねることで、初めて見えた世界がありました。

何をしたいかを考えるのが苦手だった私も、海外で生活してみたい、海外の良さや旅行の楽しさを伝えたいと、やってみたいと素直に思えるものに気付くことができました。POOLOに入っていなかったらたぶん考えられなかったし、言葉にするタイミングもなかったと思います。

POOLOは自分のやりたいことが何かを考えている人が多いし、多様な考えを認めてくれる場所でした。だから、周りの人からの視線ばかり気にせず、自分がやりたいことも口に出していいんだなって思いましたね。

ーー安心して自分のことを話せる環境だったのですね。講義での学びも教えてください。

あおいさん:私はけっこう安定志向なのですが、変化のない毎日がすごく嫌いで。これって矛盾しているじゃないですか。理想を追い続けたい自分と現実主義すぎる自分がいて、二重人格なのではと思っていた時期もありました。

そんなとき、価値観を考える講義で「価値観は矛盾して当たり前だ。土台である一番大事にしている価値観が欠けているとその上を満たすことすらできない」と言われたんです。私の場合、一番根底にあったのが成長とか変化でした。成長がなかったら安定はいらないなと気付けたことも、海外でフリーランスをする決断の後押しになりました。

POOLOに入ってすぐの発表資料。卒業時には自分の好きなことを口に出せるようになった

目的はなくてもいい、ちょっとの好奇心で飛び込んでみて

ーー新しい一歩を踏み出す決断ができたのですね。改めて、今後やりたいことを教えてもらえますか?

あおいさん:1月からは半分留学で半分フリーランスで、海外生活を始めます。ワーホリも考えましたし、ただの移住も考えたんですけど、やりたいことを全部含めた結果、この形で過ごすことになりました。学校に通って、自分の仕事も向こうでする、さらには現地生活もちゃんと経験しようと欲張りました。

将来的には、日本の若い世代に海外の魅力を知ってほしい、旅行の楽しさを伝えていきたいと考えています。海外には価値観が壊される感覚とか、日本では見られない景色がたくさんあると思うんです。

具体的にどんな事業にしていくのかにはまだ出会っていませんが、私が本当にやりたかったことを具体的な仕事に落とし込んで、「あ、 これだ」って思えるものに出会えるまで考え続けようと思ってます。私は考えることをやめてしまったら充実感を得られないタイプだと気づいたので、しんどくても逃げずに探し続けていきたいですね。

ーー欲張りと言うほどやりたいことが見つかっていてすてきです。昔のあおいさんのように、やりたいことを口に出すのがこわくて一歩踏み出せない方に向けて、メッセージをもらえますか。

あおいさん:最終目的はなくても、少しの興味だけで飛び込んでいいんだと伝えたいです。終わったときに、自分の中で変化や経験になった部分を見つけられたら十分じゃないかなって思いますね。

ただ、振り返ることは必要です。日々の積み重ねの先で、この経験から得た学びはこれだったと、自分で気づけるのだと思います。

もし何か変えたいかも、探してみたいかもと思っているんだったら、ぜひ一歩踏み出してほしいです。POOLOに飛び込んでみたら人の数だけ刺激があって、新しい自分に出会えると思うんですよ。きっと何かしら変化が起きるので、ちょっとした好奇心だけで飛び込んでみてもらえたらなって。

出会いが人生を動かす後押しになった

POOLOに入るまでのことを振り返るとき、「こわかった」という言葉が多かったあおいさん。今ではやりたいことがたくさんあると笑顔で話してくれたのが印象的でした。きっとこれからも自分のやりたいことに正直に、それらを叶えながら生きていくのでしょう。

あおいさんにとってPOOLOとは、「人生を動かす後押しをしてくれた場所」だといいます。きっとあおいさんなら、明確な目的はなくても、POOLOに入ったことを後から正解にすればいいと言うはずです。変わりたいという気持ちが少しでもあるのなら、思い切ってPOOLOに飛び込んでみてはいかがでしょうか。

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旅で得た経験にはかけがえのない価値があり、世界と社会への協力や貢献のきっかけになる。POOLOは、その経験を社会に還元するために必要な知識やマインドを得られ、そして同じ想いを持ったかけがえのない仲間と出会える学校です。

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[PROFILE] あおい
1997年京都生まれ京都育ち大阪在住。POOLO5期卒業と同じタイミングで会社を退職し、2023年12月よりフリーランスに。2024年1月からオーストラリアで生活予定。POOLO6期のコミュニティマネージャーとして活動した。
▶︎ SNS:X(@ao82_ao


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