見出し画像

「 個性 」と とらえていれば…


週1日卓球の練習を再開したゆうとうです。

10年ぶりに卓球を再開したわけですが
離れていた10年のあいだに
ずいぶんと卓球のプレーも変わってきましたね。

自分が卓球をはじめたころは
バックハンドはあまり使わず
ほとんどフォアで打つオールフォアのスタイルが
主流でした。

バックハンドで打とうものなら
先生や先輩から

「もっと動いてフォアで打て!」

なんてゲキを飛ばされていたもんです。

それが今はどうでしょう。

ほとんどの選手がバックハンドを上手く使い
フォアもバックも遜色なく打てる
両ハンドなスタイル。

特にレシーブなんかは

「チキータ」なんて呼ばれている
バックハンドで横回転をかけてのレシーブを
みんな使ってる。

当時はバックハンドで攻撃的なレシーブをする
なんてあまり考えられなかった。

ほとんどフォアハンドでのレシーブで
バックハンドでのレシーブは
ツッツキと呼ばれる守備的な技術で返すことが
多かったように思う。

当時こんなプレーをしていたら
変わった卓球をする選手と呼ばれていたでしょう。

でも、周りと違っていても
変わってるから直すじゃなくて
「個性」ととらえて
伸ばしていくことも大事じゃないかな。

今回はそんなことを感じたことが
あったので書いてみます。



30年前にチキータを使っていた

今、レシーブの主流のなってる
「チキータ」
これ実は私の後輩が30年も前に使っていたんです。

その後輩はフォアハンドが苦手で
台の中央に構え、レシーブはほとんどバックハンドって
いうスタイルでした。

当時レシーブの構えといえば台の端に構えることが
あたりまえのような感じだったので
中央に構えること自体が異質で
周りから見ると
ちょっと変わった奴です。

後輩のバックハンドのレシーブはめちゃくちゃ確率がよかった。

それで試合にでても勝ってくる。

だから監督も当時のセオリー通りのプレースタイルでは
なくても「個性」ととらえて
あえてその異質なプレースタイルを認めていました。

コーチにスタイルを直される

OBがコーチとして部活に来てくれるようになってから
その後輩のプレースタイルが
当時主流のスタイルと違っていたため
直されはじめました。

理由は

「レシーブをバックハンド主流でやっても勝てないから」
だとか。

たしかに、今ほどバックハンドの技術が発達していなかったから
試合では相手にバックハンドを振らせるように
バック側を攻めることが有効っだった時代。

コーチもそんなことから
バックハンドを主流に使う後輩のスタイルは試合で
不利になるから直そうとしたんだと思う。

スタイル変更の悪影響

後輩のプレースタイルの改造は進み
以前の台の中央に構えていたのが台の端に。

どこにきてもバックハンドでレシーブしていたのが
ほとんどフォアでのレシーブ。

一緒に練習していて
後輩の動きのぎこちなさを感じていました。

思ったように動けないし、いつものスタイルでやろうと
するとコーチに指摘される。

後輩もやりにくかったかもしれない。

得意なことを封印せざるをえなくなった後輩は
フォアハンドとバックハンドの
バランスが崩れてしまい
試合でも思うように勝てなくなりました。

最後に

当時コーチをしてくれていたOBとは
今だに付き合いがあります。

「今、みんなチキータレシーブなんてやってるけど
あいつ(後輩のこと)は30年も前にやってたんだもんなぁ」と

当時のプレースタイルにそぐわなかったから
直そうとしてしまったことを
よく話します。

周りとちょっと違っても
個性としてとらえて伸ばすことも
必要だなと感じる出来事でした。

ここまでお付き合いいただき
ありがとうございます。

ゆうとうでした

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?