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コスパ重視の落とし穴

「コスパ」という言葉は多くの人が使うようになりました。私自身も何かにつけてコスパを意識して生活しています。コスパを意識することで自分がかけたコストに対して成果が見合っているかシビアに判断することができます。なので、生産性を高めたい人ほどコスパという言葉を多用します。ただ、コスパにも落とし穴があることに気づいたので今回は『コスパ重視の落とし穴』というテーマで記していきます。

経済価値で測れないものを度外視している

コスパ重視の落とし穴はズバリ、経済価値で測れないものを度外視している点にあります。例えば、両親と過ごす時間や子どもと過ごす時間はプライスレスです。後からいくらお金を払ってもそれらの時間は買うことができません。それなのに、コスパばかりを気にしていると往々にして、そうした時間を軽視してしまいがちです。なぜなら、コスパは経済価値があるものを是としているからです。とはいえ、生産性も無視できないのが難しいところです。

一旦、立ち止まることの重要性

では、どうしたらコスパを重視しながらも、経済価値で測れないものに適応することができるのでしょうか。私の中での答えは、立ち止まる時間を持つことだと考えています。立ち止まる時間とは、PCやスマホに触れず、自分の行いを見つめ直す時間です。「自分が進んでいる方向は合っているのか?」「何のために行動しているのか?」など、思いを巡らします。私自身は、遠出した際にスマホの充電が切れて手持ち無沙汰になった際に立ち止まる時間ができました。そのときは偶然の産物だったものの、結果的に、立ち止まる時間の重要性に気づくことになりました。実際に、立ち止まる時間を持つことで経済価値で測れないものに目を向けることができるようになります。

何も持たない散歩がおすすめ

とはいえ、コスパを重視する人は何かをしていないと落ち着かない気持ちもよくわかります。私自身がそうだからです。そういった方に、おすすめなのが何も持たずに散歩に出かけることです。何も持たないのがポイントです。使えるのは自分の身体だけという状態になると強制的に立ち止まる時間を作ることができます。実感としてそれだけでも自分の考えが整理されるはずです。最近、コスパ偏重になっているなという方の参考になれば嬉しい限りです。


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