経営の「価値」を売る

この記事で書いた企業の、新規事業創出のプロジェクトに参加してきました。

当初は4月からやるはずだった予定がちょっとずれ込んでいましたが、無事にプロジェクトがスタートしています。

プロジェクトメンバーが複数の部署の方々なので、話をする土台づくりというのがとても大事になってくるのですが、
この時、外部の立場である僕らが入る意味があると思っています。

僕は今の自分がやっている仕事を「ビジネスデザイン」だと思っていますが、新たなビジネスをデザインする、描く上で大事なことをサポートする、という役割なんですね。

価値を共鳴させるという考え方

その時大事になるのが「価値の翻訳」という考え方。

立場が異なる人たち、例えば営業と製造とか、お客さんとメーカーとか、圭会者と現場とか。
人はそれぞれの立場で話をするので、その立場を汲み取って物事を進めていかなければ、気づいた時にはとんでもない認識のズレが発生し、取り返しがつかなくなるというのが往往にしてあるわけです。

あなたの日常生活でもそうでしょ?

夫婦生活とか、友人関係でもそう。親子でもそうなのですから、赤の他人が集まったビジネスの場においては、当然の話です。

僕の役目はそれぞれの立場を組んだ上で、その立場の人たちにとって最も伝わる言葉で「価値」を翻訳して伝えるということ。

今回の話でいうと、経営陣がプロジェクトメンバーに「新規事業をやりなさい」という時の新規事業と、メンバーが考える新規事業は、目線が全く異なるわけです。
そしてもちろん、プロジェクトメンバーの中でも土俵が違う。

中心に立ち、議論の本質を捉え、その価値をそれぞれの立場で共鳴させ、新たな価値を出していくというのが、僕らのミッションです。

誰にとって、どんな価値があるのか?

ビジネスの本質とは、シンプルにそこです。

僕らが売っているのは「経営の価値」ということに気づいた瞬間、僕の売り上げは跳ね上がったわけです。

その本質に気づくと、こんなに楽しくて刺激的な仕事はありません。

投げ銭形式でサポートしてくれた方のご好意は大切にいただいて、新しく本を買ったりカフェに行ったりして、こちらのnoteに書くこととして還元させていただきます!