メンヘラのひとりごと 285
わたしとバヒエちゃんの出会いは2021年春だった。
KPOPオタクになり早一年。わたしは初めてのサバイバル番組「Girls Planet 999」の放送に気づき、少しだけ覗いた。怖かった、推しを決めて推しがすぐ落ちたら。それが怖くて見ないでいようと思ったらこんな子が出てきた。
「TXTヒュニンカイの妹、ヒュニンバヒエ」
へぇ。カイの妹さんアイドルになりたいんだ。それが第一印象だった。長い黒髪、大きな瞳、高くてすらっとした目鼻立ち、少し薄い唇。彼女は幼さを残しながらもとても美しかった。
わぁ!なんてかわいいの!この子、ドンピョみたいに生き残ってくれないかな。カイはTXTの中で推しだけど、それがあってもこの子はかわいい。
だけど、視聴者からの風当たりは悪かった。
「カイの人気で票を貰ってる」
「これといったいいところもないのに、なんでこんな子が生き残るの」
なんにもヒエちゃんは悪いことをしていないのに、酷いオタクはバカなカイのファンが他の子をろくに見ずに投票してるんだと言った。
カイはヒエちゃんを応援していることをさらっと言っただけで、別に投票を強要したわけではない。投票をするかはファン個人のそれぞれによるのに、それを勝手に決めつけて悪口を言った。
投票をどうしていいのかわからなかったから悔しかったけどヒエちゃんに投票できなかった。ただ祈るしかできなかった。どうかデビュー組に入りますように。
祈りが通じたのか、ヒエちゃんは最終2位でデビュー組に入り、「Kep1er」としてデビューした。
だけど、一部の厄介な人間はヒエちゃんがKep1erに入ったことが気に入らないようで、ヒエちゃんがTwitterを投稿すると引用でとやかく文句を言ってくるようになった。酷い人は隠れてない隠語を使って、なんの罪もない彼女を罵った。
悔しかった。だから、わたしは決めたのだ。例え誰にも見られなくても、ヒエちゃんに気づかれなくても投稿を見たらやることを。必ず引用をつける。
「ヒエちゃん、今日もかわいすぎ!!!」
だってヒエちゃんは本当にかわいいから。たくさん会ってきたアイドルの中で、ヒエちゃんはかなり特別だ。
さくらに出会い、和田さん(元アンジュルム)に出会い、イチェちゃんに出会い、色んな世界を特別な女の子に見せてもらってきた。ヒエちゃんもそのひとり。
IZ*ONEのコンサートは行ったことないけど、Kep1erのコンサートは行った。カムバが来る度好みで更に好きになった。クインダム2で活躍を見せて褒められていた時は嬉しかった。
一番嬉しかったのは、最新曲(2月段階)の「Galileo」のダンスブレイクメンバーに選ばれたことだ。ダンスラインのヒカルちゃん、ダヨンちゃん、ヨンウンちゃん、オールラウンダーのマシロちゃんの中にヒエちゃんがいた時、本当に嬉しかった。
ヒエちゃんは綺麗だ。色んな意見を言われて傷ついて泣いた夜もあるだろう、歌って踊るのが怖くなった日もあるだろう、だけどわたしたち、わたしの前ではそんな面を一切見せずに眩しく輝いていた。
そんなヒエちゃんと駆け抜けて2年が経った。あと少しで、Kep1erの活動期間も終わる。5月に日本でアルバムを出して、あと一回カムバをしたら、活動期間は終わるだろう。
寂しい。今日ファンコンサートに行ってきたけど、別れを意識して何度か泣きそうになってしまった。
ヒエちゃんはいつかカフェがやりたいと言っていた。kep1erが終わったらまたアイドルをやるとは限らない。ヒエちゃんがいる事務所は小さくて、ぶっちゃけ他に練習生を集めてデビューしても長く続くグループになるかは賭けだ。
話がまた逸れるけど、KPOPオタクをしてきて、成績はかなりついてまわると思っている。売れなければよく言われる「魔の7年」すら乗り越えられない。結局生き残るのは中堅から大手のグループだけ。
だけど、ヒエちゃんにまだアイドルをしてほしいと思うわたしはエゴまみれのオタクだ。本人が望んでくれなければわたしのこの気持ちはなんの意味もない。
また会いたい。歌って踊るあなたを一分一秒でも長く見たい。今夜はそれを切実に祈る夜だ。
ヒエちゃん、最後までついて行くからね。一緒に花道だけを歩こう!だいすき!!!
以上、わたしのファンコンに行って昂ったテンションで書いたヒエちゃんとわたしの記事でした!
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