メンヘラのひとりごと 284

そうだ、君は星合の空だ。
(≠ME まほろぼアスタリスク)

今日でわたしはすきぴのことをすきぴと呼ばないことにした。親友と呼ぶことにした。

この3日間、本当に楽しかった。それと同時に、わたしの恋も終わりを迎えた。迎えると本当に決めた。もうあなたを恋焦がれて泣かない。

新幹線乗り場であなたを見つけた瞬間、マスクをしててもわかった。

近況を話しながらパスタを食べた。
 

いつメンとカルボナーラ

親友の家は暖かくて優しい匂いがした。親友がRIIZEが気になるというので布教した。延々同じ曲を聞いたけど、わたしも彼女も好きな曲なので構わなかった。

2日目、親友に手料理を振舞った。おいしいと言ってくれた。

作ったやつ

たくさん話をした。わたしのつまらない話を聞いてくれた。質問に答えてくれた。

親友にはもう新しい彼氏がいるんだそうだ。それを聞いて純粋に嬉しかった。よかった、と思った。

この3日間、考えに考えて、わたしは2年思い続けた気持ちを本当に、心の底から封印することにした。

あなたの考え方が好き、笑った顔が好き、話し声が好き、手遊びをするところが好き、手際よく自炊をするところがかっこいい、うとうとしている横顔が好き、わたしを気使ってくれるところが好き、たくさん好き。

特別大好きだけど、大好きだから、わたしはこの恋を終わらせる。

いつか、わたしは彼女と交わらなくなる日がくるのかもしれない。3日前は何としても交わりたいと思っていた。だけど今は少しだけもし交われなくてもわたしは生きていくんだろうなと思っている。

態度でわかってしまった。すきぴはもう昔のようにわたしの言葉にいつも笑ってくれないし、創作を見せ合うこともできないし、もうあの頃には戻れないのだと。

あの頃の彼女を期待するからつらかったのだ。わたしの気持ちを受け入れてくれた天使のような彼女を崇めていたから、いざありのままの彼女のギャップに耐えられなかった。 

LINEが中々返ってこないこと。もう創作の話をしてくれないこと。電話で共通の趣味の話をしても、どこかぼんやりしていたこと。   

親友は、わたしのことが好きなんだろうか。

結局この3日間でその結論が出なかった。

来月も通話の約束をしたのに、わたしはもう何を話していいかわからない。

もはや、親友と言えるものなのかすらわからない。こんなにも感情を他人に割いたことないからわからないよ。

今、帰りの新幹線で泣きながらこれを書いている。なんの涙なのかわからない。

親友のことは大好きだ。大好きだから、だから、もうあなたに恋はしない。

わたしが声を上げて泣いたら、あなたは慰めてくれましたか?

一年前、大好きと伝えた時、親友が泣いていたのを今でも覚えている。

好きだよ。好きだったよ。

この結論を、わたしは家族に伝えようと思う。楽しかったけれど、苦しかったと。

わたし死なない方がいいよね、と言ったら、事情を考慮したら死ぬなとは言えないと言われた。

ほんとうは、あなたに死なないでと言われたかったよ。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?