本を読んで、動画をみて、誰かと話をして、スマートフォンをいじって、
とにかく言葉というものに触れることが多い。

ちなみに『言葉』について色々書くが、ここはさらっと読み飛ばそう程度によんでほしい。

それでは、、、

「あーなるほどね。」とか、
「そういう考え方もあるのか。」とか、
「ふむ。（とりあえず言葉をみている。）」とか、
言葉の受け取り方はいつも違う。

言葉は、そのままの意味でいてくれない。
まったく同じ内容でも、
場所、時間、人など
数えきれない色々なノイズがまじり違うモノに変化していく。
そのノイズに包まれた言葉たちが、到底数える気にならないほどに、
様々な形になりながら飛び交っている。

なんとも答えを探すには難しく感じる。
僕はひねくれ者なのかもしれない。
いや、そうなんだろう。

まあそういうことを思いながらも、たくさんの言葉を浴びている。

何げない言葉やただそこにあるだけの言葉に
傷つくこともあるし、励まされることもあるし、
楽しくてたまらなくなるときもある。


言葉には動きやストーリーがあるように感じる。
歌詞をかいたり、漫画や舞台などの物語を創造する人は、感じているのではないだろうか。

「汗」

その言葉だけでも、
汗が流れていくことが創造できたり、
暑さを感じたり、
その先に起こるかもしれないタオルで吹いたり、アイスを食べたり。
きっと今あげた例だけでなくどんどんとその言葉から広がっていく。

一応言っておくと今日は暑かったなと思っているからのせたのではない。


ちなみに言葉といいつつ、単語だった。
この単語たちがあつまり文が完成したとき、いったいどれほどの意味がうまれるのだろう。

それをどうやって操ってエンターテイメントにしてやろうか。


もうひとつ例を出したい。



「ありがとう。」



さて、どれほどの意味が頭に中によぎっただろうか。


そんなことを考えたりしながら、
素直にそのままの意味で伝えることもしなければと思ったりもしている。

言葉の中をずっと潜って深くまでいくと、そこがしれないほど深い。
そしてその言葉を発信している人の裏側つまり、積み重ねてきたことも、
すべては見えない。

言葉無くして言葉が伝わったりもする。
いや、気持ちが伝わるっていったほうがいいかもしれないけれど。

言葉が人を動かしたりもする。



言葉ってなんなのだろうか。



そんな言葉が自分の身体にまとわりつき、
そんな言葉を掴み離さず、
喉にいつのまにかいる言葉を飲み込んだり、吐き出したり。
どこかに引っかかったりしている。


その言葉たちが自分の身体に浸透する瞬間がある。



さて、やっと『言葉』がどうのこうのってところから次に進もうと思う。
「めんどくさいって思っただろう！」
なんとなくこう言っておく。


まあそれはさておき、
さっきも言った通り、そんな『言葉』達が自分に浸透する瞬間がある。

星と星を結び正座が生まれるように。

ん？なんとなく違う気がする。


点と点が繋がり、線になり、

線と線が繋がり、面をつくり、

面と面が繋がり、立体になっていくかのような。
そして無限に広がるような。

そんな感じに、今まで浴びてきた言葉達が、
化学反応を起こし、新たな考えを生み、
自分をつくってくれる。

「ああ、やっと自分のものにできた。」
自分なりに、今の答えになり、
コンパスのようにどの方向に進んでいるのか教えてくれる。

うまく説明できないけれど、身体に浸透し、自分の言葉になり、
今までの凝り固まった自分から脱皮するような。

そんな感覚がある。
僕は、この感覚が大切だと思っている。

情報に流され、人に流され、時代に流され、
「あれ、今自分はどこにいるんだろうか。」
居場所も現在地もなにもかも分からなくなり迷子になる。
僕も最近こういう状態になっていた。
というか定期的になる。
コンパスがずっとぐるぐる回っている状態になる。
「いったいどっちの方向に向いてるのだろうか。」

しかし、やっと気づいた。
今と昔で違うのは、自分の考えが少しずつ積み重なり、いくつもの層ができた。
そして「これでなければならない。」と固まってしまっていたのが
柔軟に変化できるようになった。
なんなら違うということが、非常に面白く感じる。
もっと様々な視点を持てるようになった。

コンパスはくるったりもするけれど、地図を少しずつ描いてきたんだと思った。
「迷子になってしまった 。」と今までは思っていたけれど、
「次はどっちに進んで、地図を描いていこうか 。」と思うようになった。

不安ももちろんある。
無くしてしまったかもしれないと思うこともたくさんある。
でも今一つの大きな岐路にいる。
これからどんなことがおこるかそれは本当に楽しみで仕方がない。

今まで立ち止まることが多かったけれど、
たぶんこれからもっと僕は動けるようになる。
どんな景色を見れるんだろう。