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8時間耐久戦ep3

町はずれのファミレスで
うちの団体の「長」と待ち合わせをした。

私にとっては「これで耐久戦から救われるかも!」
というかすかな希望になった。
ただの近況報告だったメールに
「話を聴きましょう!」
と返信してくれたのだから
何かしらの対策を講じてくれる気だろう。

そういえば「長」はもうすぐ誕生日。
プレゼントに、黄色のゴルフボールを準備した。
芝の上で黄色が見つけやすいと言ってたのを覚えていたから。

席についてそれを渡すと
本当に喜んでくれた。
最近黄色のボール使ってるのをなんで知ってるの?
と言ってた。
(私に話したのを忘れてるだけです)
今までの経験から言って、こういう方たちって
喜ぶのがうまい。
きっと、「お金使わせちゃったな」とか
「もらったら返さないと」なんて余計なことを考えないからだろう。

さて、私の相談だ。
気を付けるポイントとしては
「あくまでも、私のちから不足」
を前提とする。
それに加えて
「こんな、とうがたった女のわがままでございますが」
と、そこまで自分を落としたうえで

bbに事務員さん並みに動かれて、総務の自分の仕事が削られていくしんどさを説明した。

「長」はまず、全体の仕事をひとつずつ書き出してごらん
と言った。
そして、その仕事の担当がbbなのか私なのか
表にしてごらん

そして遠い目をして
「あのひとはこういう仕事する人じゃなかったから
無理だよね」
と言った。
bbは総務の長としての仕事は無理だ、ということ。
ただ組織のシンボルとして天下ってもらった。
(現場はいい迷惑ですよ)

でも、yuraraさんには大事な仕事があるんじゃないかな
全体をまとめる役割があるじゃない
ミーティングをして職場の環境を改善したり・・・と
こういうのもうまいよねぇ
ほんの数分で
すっかり前向きにさせられた。

次の日に仕事を書きだし表にしたら
意外に私も仕事をしていることがわかった。
雑用を入れると私のほうが多いくらいだった。
「長」に報告し、提案してもらったことを取り入れて
前向きにやってみると宣言する。

不満やストレスの原因がつかめないまま
8時間耐久戦の毎日がまた続く。


epゼロから、ここまで読んでいただいてありがとうございました。
8時間耐久戦といっても、とくに「言い合い」や「パワハラ」のような
激しいバトルは今後も起こらないと思います。静かなる戦いですが、乗り越えた先になにがあるのか記録していきたいので、よろしかったらお付き合いくださいね!






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