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人の成長は環境との相性が重要!FFS理論を活用して「育つ人材の採用」に着目

おはようございます。道谷内です。

人の成長を数式化できる!?
そんな気になる内容の記事を読んだので、ご紹介します。

デジタルマーケティング事業を主軸に展開しているセプテーニグループが、「FFS理論」を活用して、再現性のある採用・人材育成に取り組んでいるという内容になります。

セプテーニグループのように、採用や人材育成を課題にしている会社は少なくないかと思います。
採用できたとしても、すぐに辞めてしまっては意味がありません。
大体、一人を採用するのに50万から100万円くらい費用がかかると言われているのに。

そこで、セプテーニグループが取り組んだのは、「育成できる人を選んで採用できる構造」作りです。

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新人とトレーナーの相性から、育つ人材を戦力化する

セプテーニグループの人材育成は、「育成方程式」という概念に基づいています。

G=P×E(T+W)

G:成長
P:個性
E:環境
T:チーム
W:仕事

つまり、人が成長できるかどうかは、その人が持つ資質だけではなく、環境との相性が重要であるという考え方です。
組織の中で人が成長できるかどうかは、人間関係と仕事との相性で決めるということです。
そこで、人間関係と仕事の相性を数値化するために、FFS理論を活用しました。

FFS(Five Factors & Stress)理論とは、「凝縮性」、「受容性」、「弁別性」、「拡散性」、「保全性」の5つの因子の組み合わせで人の個性を分析、ストレス学をベースとした理論です。
個人の強みがポジティブに発揮されているのか、ネガティブに発揮されているのかがわかり、人と人との関係性を客観的に把握・評価することができます。

セプテーニグループはそのうえで、新人とトレーナーとの相性に着目しました。
その人の個性を構成する因子によって、成果の出し方が違うため、双方の因子が同じであることが重要になります。
そうすることで、新人は自分の個性に合った成果の出し方を教えてもらうことができます。
また、仕事が持つ性格によって、向いている人、そうでない人という仕事との相性も、どの因子が成功要因に影響しているのか定義することができたようです。

しかし、ただ会社を辞めなければいいということだけでもなく、セプテーニグループでは「入社1年後にプレーヤーとして戦力化したかどうか」を指標にしています。
そのデータから、「自社で育つ人材はどういう人か」がわかってくるので、採用活動がより効率的になります。

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まとめ

採用から人材育成は、常々企業の悩みのタネです。
それを、人と人との関係性を客観的に把握・評価することができるFFS理論を活用することで、育成できる人を選んで採用できる構造作りに成功しているのがセプテーニグループです。

人の成長はその人の個性だけではなく、環境が大きく影響してきます。
つまり、職場の人間関係です。
一人ひとりの個性にあった成果の出し方に着目することで、辞める人が減り、短期間で戦力化することができるのです。


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