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【箱根駅伝】青山学院大のエントリーを考える

割引あり

はじめに

 ご無沙汰しております。遊撃です。

 毎年1月2,3日に開かれる箱根駅伝は2024年、ついに100回目の節目を迎えます。2023年の前回大会は学生長距離界のエース・田澤廉選手(現トヨタ自動車)らを擁する駒澤大が実力を発揮し、2年ぶりに優勝。1990年度の大東文化大、2000年度の順天堂大、10年度の早稲田大、16年度の青山学院大に次ぐ、5校目の学生駅伝3冠を達成しました。

 駒澤大は今年度も主将・鈴木芽吹選手、3年生の篠原倖太朗選手、10000mのU20日本記録を打ち立てた2年生の佐藤圭汰選手と27分台ランナーを3人そろえ、10月の出雲駅伝、11月の全日本大学駅伝は一度も首位を譲ることなく優勝。史上初となる「2年連続3冠」への期待が高まっています。

 「駒澤1強」と言っても過言ではない中、2014~17年度に箱根駅伝で4連覇を達成し、2年ぶりの王座返り咲きを狙う青山学院大も充実している様子です。出雲駅伝では5位に終わりましたが、全日本大学駅伝では2位。駒澤大との差は大きかったですが、3大駅伝初出走の荒巻朋熙選手の好走など、箱根に向けての好材料もたくさん見つかったレースとなりました。

 その「箱根」を前に、12月11日(月)には16人のエントリー選手が発表されました。

4年生
佐藤一世、小原響、倉本玄太、山内健登、松並昂勢
3年生
太田蒼生、白石光星、田中悠登、野村昭夢、若林宏樹
2年生
荒巻朋熙、宇田川瞬矢、黒田朝日、塩出翔太、皆渡星七
1年生
平松享祐

 出雲駅伝で出走し、11月の世田谷ハーフを制した1年生の鳥井健太選手が故障のため(スポーツ報知の記事によると)外れましたが、主力選手は順調にエントリーされている印象です。

 もちろん、ここからの調整や状態の変化で大幅に変わってくると思いますし、12月29日の区間エントリーで初めて原晋監督、チームの考えが見えてくるとは思います。それを前提とした上で、この16人のエントリーから考えられる現時点での想定を、個人的な頭の体操と整理、備忘録を兼ねて記していこうと思います(あくまで個人的な考えですし、おそらく大外しすると思いますので、その点はご了承いただければと…。ご意見は大歓迎です🙏)。

(サムネイル画像はこの記事から引用しました)

現時点での区間配置予想

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