男ゴコロ

僕は現在予備校で浪人をしているのですが、近くに神保町もありよく古本などを買ったりしています。そこで手にしたのが嵐山光三郎さんの書いた      「チューサン階級の冒険」という本です。

くだらないけど、すごく共感できることがたくさん書いてある本で面白くて、授業の合間によく読んでるのですが、その一節に「男ゴコロ」というものがありました。

よく巷でいう女心(女性にしか分からない気持ち)の男版みたいなものだと思いながら読んでいるのですが、これは本当に共感できます。

それは、暗い夜道を僕(男性)が歩いている時、数メートル前に女性が歩いているとその女性は僕のことをストーカーだったり、痴漢だと意識しているような雰囲気をその女性の背中から感じるというものです。光三郎さんはその時男側が考えることは、あれだこれだと色んな例を列挙するのですが、中にはその女性が車に跳ねられてしまえば良いなど書いています笑        (流石の僕でもそんなことは考えません笑)

そしてそれが何だということなんですが、似たようなことが最近の僕に毎日起こっていルのです。

いつも僕は予備校で21:00まで勉強をして、お茶の水から中央線に乗って東京駅へ帰るのです。その時僕と同じ時間にいつも同じ電車に乗って、同じ駅で降りて、同じ改札から帰る、同じ予備校の女の子がいるんですが、まさにこの時「男ゴコロ」が湧いてくるんです。

予備校を出てホームに降りるとエスカレーターを降りた先でその女の子が電車を待っているか、僕が先にホームへいて後ろをその女の子が通り過ぎていたりするのです。

その時、前者の場合この女の子より奥に行こうか、気づかれないように手前で乗ろうか考えるのです。逆に後者の場合は、この子は手前で乗るのか、僕より奥で乗るのか考えてしまいます。

そんな時「男ゴコロ」が働いて僕はストーカーでも、痴漢でもないけどそう思われてる感じがするのです。(恐らく女の子は何も考えていないだろうが笑)

ましてや目が合うとすごく気まずく、かつ、より自分がストーカーに思われてる気が強まります。

さらにさらに、予備校のエレベーターで一緒になった時には早くドアが開いてくれと願い「男ゴコロ」に包まれ、なぜか勝手に罪悪感を抱いています。そしてそういう時に限ってドアはすぐ開きません。笑

なので、この「男ゴコロ」をスッキリさせるため、この子に愛知に帰る前に一度声を変えるという青春チックなことをしようか、いや僕は浪人生だからうつつを抜かしていてはいけないと自分を戒めようかと葛藤しているのです

そしてこれが、なぜか非常に僕にとって有意義でワクワクする時間なのです。笑(自分との勝負というか、何というか)

そうやって僕は勉強漬けの毎日に程よくくだらない刺激を与えているのでした。



落ちがなくてごめんなさい笑もっと面白い話ができるように勉強します!  引き続き受験勉強の応援もよろしくお願いします!

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