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渡辺真知子「唇よ熱く君を語れ」(1980)

1980年、当時小学生だった私はかなりの音楽好きでした。洋楽はモンキーズ一色だったのですが、邦楽はいろいろ聴いてましたね。特に1980年は邦楽の当たり年だったような気がします。例えば異邦人(久保田早紀)、大都会(クリスタルキング)、ランナウェイ(シャネルズ)、SACHIKO(ばんばひろふみ)、昴(谷村新司)、南回帰線(堀内孝雄・滝ともはる)、恋(松山千春)、ジェニーはご機嫌ななめ(ジューシー・フルーツ)等。
松田聖子がデビューしたのもこの年でした。

そして忘れられないのが渡辺真知子の「唇よ熱く君を語れ」と八神純子の「パープルタウン」。ともにニューミュージックという括りで語られますが、個人的にはAORポップス的な香りがするエバーグリーンな名曲だと思ってます。

こんな素晴らしい映像がありました。
これは2005年に放送されたNHK「音楽・夢くらぶ」の松田聖子デビュー25周年スペシャルPartⅡでの映像。渡辺真知子を尊敬している松田聖子が、松田聖子自身のリクエストで実現した渡辺真知子とのデュエットで、「唇よ熱く君を語れ」を熱唱しております。この時渡辺真知子49歳松田聖子43歳。渡辺真知子は相変わらずパンチの効いたヴォーカルです。ただそれ以上に驚きなのが、華奢な体の松田聖子が、堂々と渡辺真知子と亘り合っていること。タイプは違えど、パンチ力を効かす唱法は、実は似ているんじゃないかなと思ったりします。

この頃の聖子ちゃん、色っぽかった…。唱法もまだ演歌調じゃないし。あと真知子さんの顔が大きいのではなく、明らかに松田聖子の顔が小さいんでしょうね。                              ちなみにこの曲は化粧品のCMに使われました。このCMは記憶にあります。曲はえらいスローですね。松原千明さんもお美しい。

この曲、当時、ザ・ベストテンでもランクインしておりました。こちらも懐かしい映像。というか真知子さん、痩せていた時期もあったんですね。とにかくパワフル…。

この楽曲のスタジオ録音バージョンのギターソロは松原正樹さん。松田聖子の初期の楽曲も松原さんのギターが炸裂しておりました。真知子さんと聖子さん、意外と共通点が多いんですよね。


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