はじめに

ITに興味はあるけれど、業界のことはまだよくわからないというあなたへ。この記事を通じて、IT業界で活躍する様々な企業の種類と役割について簡単に紹介します。

私は就職や転職を検討する際、企業の種類について深く考えることはありませんでした。しかし、知人との会話の中で、彼らがどのような企業で働いているのかを表現するのに苦労したことがあり、それがきっかけで各企業の特徴と分類について調査し始めました。この経験から、他の方々も同じような疑問を持っているかもしれないと思い、この記事を書くことにしました。

事業会社と SIer

事業会社概要

事業会社は、自社製品やサービスを市場に提供する企業です。ソフトウェア、ハードウェア、関連サービスの開発・販売に重点を置き、市場競争で独自の技術や製品を通じて成功を目指します。
ここでは事業会社はIT業界以外を前提としてみます。

次に、事業会社とは異なるアプローチを持つSIerに焦点を当てます。

SIer概要

SIer（システムインテグレーター）とは、企業が抱える問題を解決するために、必要なソフトウェアやハードウェアを組み合わせ、一つのシステムとして機能するように設計・構築する会社のことです。例えば、病院が患者の情報を管理するためのシステムや、スーパーマーケットが在庫を管理するためのシステムなどがこれにあたります。

SIerの種類とその成り立ち

ユーザー系SIer

ユーザー系SIerは、事業会社のIT部門を子会社として独立した会社が例に挙がります。
特定の業界の深い知識と経験を持つSIerです。

• NTTデータ

• 伊藤忠テクノソリューションズ

• ダイワボウ情報システム

メーカー系SIer

メーカー系SIerは、主にハードウェアやソフトウェア製品を製造する企業を親会社にもつ会社が例に挙がります。これらの企業は、自社の製造製品を活用したシステムの提案を得意とします。

• 日立製作所、富士通、NECなど

独立系SIer

独立系SIerは、あらゆる業界の事業会社に対して、多岐にわたるITソリューションを提供する企業です。これらは特定のメーカーとは独立しており、クライアントのニーズに応じた柔軟なシステム構築を行います。

• 日本ユニシス、オービック、大塚商会など

その他

外資系、コンサル系もありますが今回は割愛します。

参考文献

SIer/SES分野の組織体系にSIerの分類が記載されてます。
その他、IT関連の職業やSIer以外の分野についてもわかりやすく掲載されているため参考になるでしょう。

• IT の仕事 - 職業情報提供サイトjobtag

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