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柔道家 「三船久蔵」から学ぶ社交ダンス



こんにちは。
社交ダンス講師の村上友樹です。

前回は、

社交ダンスは、自分と相手の共通する
“間”の変化を楽しむゲーム

というお話をしました。

今回は、

柔道家 「三船久蔵」から学ぶ社交ダンス

というお話をします。

三船久蔵は、柔道創始者である加納治五郎の
理論を実践することに力を入れた戦前に活躍
した柔道家です。
柔道の神様としても知られています。

そして、相手を倒すことより自身が倒れない
ことに重きを置き、常に重心を失わない「球」
を目指していました。
球は転がっても常に真ん中に重心があり、
この重心を意識すれば倒れない
という考え方です。

これは社交ダンスを踊るときにも
必要な考え方だと思いました。

前回の、
社交ダンスは、自分と相手の共通する
“間”の変化を楽しむゲーム
のときと同様、
二人の関係は変化するけど、
崩れたり外れたりはしないということ。

それぞれが「球」であれば、移動しても
重心は失われません。
常に相手の重心を追いかけられるので、
自分と相手の共通する“間”を保ちやすく
なります。

球体と一体化した自分

また自分が「球」であるということは、
球体の中にいて、
球体と一体化しているということ。
「球」の中で歩けば、球は変形すること
なく移動します。
「球」の中で一回転すれば、球も一緒に
回ります。

自分が「球」であることを理解した上で
踊ってみると、
ステップを踏んでいるのではなく、
あたかも

転がっているのではないか!

と錯覚を起こすことでしょう。
是非この感覚を多くの皆さんに
体験してほしいです。

今回も最後までご拝読いただき、
ありがとうございました。

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