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適度な負荷と共に健やかな仕事・健やかなキャリアを築いていきたい

最近、キャリア系の本を読むことが多い。最初は図書館で借りて読んだのに、メモしたい箇所が多すぎて、結局本を入手したのがこちらの本。

『キャリア・ウェルネス
「成功者を目指す」から「健やかに働き続ける」への転換』

取り上げたい話がたくさんあったのだけれど、今回取り上げるのは3つ。

1)健やかな仕事・健やかなキャリアとは

「健やかな仕事・健やかなキャリア」は
1負荷と共にある
2動きの中にある
3意味のもとにある

「強さ」は負荷とともにつくられる
「動くこと」でむしろ「安定」が生じる
「意味」とはー“意(こころ)の味わい”

2)「楽しい」の2つの性質〜「快」と「泰」

「情的な楽しい/快」は、刺激的だけれども不安定。
「意的な楽しい/泰」は、じんわりと心を押し上げ安定的。

「情的な楽しい」も、「意的な楽しい」も人生には必要で、前者は生きるうえでの「華やぎ」、後者は生きるうえでの「滋養土」といったものではないでしょうか。

情的な「楽しい」
・消費活動、娯楽活動
・競争活動
意的な「楽しい」
・創造活動、貢献活動
・自己の開発活動

3)人は決意のもとに活動するとき、最も元気になる

人は決意のもとに活動するとき、最も元気になります。だから「決意」をしないといけないのです。キャリアがつくれないとか、キャリアが不安だという人は実は決意をしていない場合がほとんどです。決意から逃げて、あわよくば外部環境が都合よく転んでくれないかなと願うのです。能力が足りていないから決意できないというのも言い訳です。

感想など

特に、1つめの引用に取り上げた健やかな仕事・健やかなキャリアは「負荷」や「動き」と共にあるという言葉が印象的だった。この言葉を読んだ時、思わず第一子の育休から復帰した時のことを思い出した。復帰したとき、何よりも会社の変化にとまどったから。でも、時代のニーズもどんどん変化する中で、本に書いてあるとおり、「動くこと」でむしろ「安定」が生じるという言葉を読めばとてもしっくりくる。

また、自分にとって「子育てしながら働く」というのは「負荷」。「もっと時間があれば・・」と思うことは何度もあるけれど、負荷がかかっている中で働くことでより優先順位を考えたり、効率化を考えたりということを考えなければならない状況になる。だからこそ、負荷があることで「強さ」が創られるという話は子育てしながら働く私にとっては勇気づけられる言葉だった。でも、子育ての「負荷」だけではなくて、ちょっとチャレンジングな仕事による「負荷」両方が欲しいんだなという気持ちもある自分に気づく。

わかりやすい図と共に紹介されているので、キャリアを考えるヒントとしてわかりやすい一冊!

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