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名古屋のランプライトブックスホテルが素敵だった話

本屋 + カフェ + ホテル。
24時間開いているブックカフェとホテル。よく考えれば、これは無駄のない取り合わせ。という事で、行ってきました。

とても簡素なエントランスで、こんなブックカフェが入り口に。
カフェは非常に簡素。

ずらっと「本屋ではもう見かけないタイプの本」が並んでる。
レビューで「自己啓発本やビジネス本しか読まないので、小説ばかりでちょっと…」みたいなのがありましたけど、ビジネス本が世界のすべてなはずないってこと、ここに並んでいるキラキラと輝く本たちで思い出してほしい。

ホテルの前は広くて気配のよい公園で、新緑が目に優しい。
駅からも近いし、その気になれば名古屋駅からも歩けるらしい(さすがに大きな荷物を持っての移動は厳しいけれど)。コンビニも近いし、飲食店も結構あるみたい。仕事の都合でいったので、あまり出歩くことができなかったけど。

外国人のお客さんもちらほらいて、スタッフさんも英語やアジア系外国語でも対応していた(私にはなぜか日本語があやふやだった気が…)
本棚はほとんど日本語の本だけど、棚の上の方には洋書もならんでた。

お部屋に一冊持ち込み可ですよ、って言われたので、ポー詩集を。大鴉、初めて読んだ。
そして、まんまと買う。

他にもいろいろ見ていたら、仕事にも必要になりそうな本が何冊かあって、結局全部で4冊ほどかった。まんまと買った。旅先なのにハードカバー……。

お部屋は、とにかくシンプルで清潔、それもビジネスホテルみたいな漂白材や消毒薬っぽい清潔さじゃなくて、温かみのある部屋。
読書灯が上等。
部屋にもオシャレな雰囲気の大型本が何冊かあった。

バスタブがなく、贅沢なシャワールームがしつらえてあった。

バスタブがついていたら、ここに住みたい。
お掃除全部してくれる。いいなあ。

久しぶりの得難い贅沢時間でした。シングルルームも、ビジネスホテルのように狭苦しくなくて、ゆったりしていました。
ああ、ここに引きこもってゆったりしたい。お茶を入れてのんびりしたい。

アメニティーも必要十分、ちょっと足りないくらいの簡素さで、部屋がごちゃごちゃしなくてとてもよかったです。チェックインの時に「歯ブラシ以外で欲しいアメニティーがあればここから持って行ってください」と出されたので、ヘアブラシと綿棒をもらいました。私はかみそりとかいらないので十分です。
アメニティーにこだわりがあるなら、自分で持っていくのがいいかなと思います。
あと、部屋に化粧台(鏡台)がないので、洗面所で化粧をする事になった…。本当は明るい場所でメイクしたかったので、鏡はあったほうがいいかも。


朝ご飯は併設のカフェで。おしゃれオープンサンド……。

八丁味噌の鶏そぼろのオープンサンド、美味しかったんだけど、砂山のように積み上げたそぼろのオープンサンド&皮をむいたミニトマトマリネをオン!どう考えても食べる時に大惨事決定です。
クルミが混ぜてある甘辛いそぼろ、とってもおいしい。
食べ終わったら大惨事だけど、おいしい。(普通のサンドイッチなどもご検討くださいー!本を読みながら食べるとか絶対無理メニューです)
ゆで卵とバタートースト(小倉あんトッピング)という名古屋スタンダードもあってくれたら旅行者としては嬉しいな。
(他にもスモークサーモンなどの贅沢なオープンサンドがあって目移りしちゃう)

カフェラテは、牛乳がとてもミルキーでした。
今度は朝食付きじゃなくて、食べたいものだけを選んで部屋にテイクアウトしてゆっくり食べる事にしたいな。夢が広がる……。


とにかく、得難い贅沢時間でした。
豪華なお料理、贅沢に着飾る空間もそれはそれはステキなものですが、緊張するし、リラックスとは程遠い。むしろこういう飾り気のない、あたたかみと静けさと行き届いた控えめなサポートのありがたさをしみじみと「ぜいたく…」と思うことのほうが大きい生き方をしています。


また泊まりたいです。用事を作ってまたいきたい。


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