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3月前半の神社巡り 品川方面編


「ヤッホー!!!!お出かけだー!!」

な~んて天照さんの声を右肩のあたりから聞きながら、僕は「遠足じゃないんですから、浮かれすぎないでくださいよ?」と、菅原さんから言われた言葉を思い出してた。

それは京急線の梅屋敷駅の待ち合わせ場所に向かってる時のこと。

今回は、悠季さんが先に待ち合わせ場所に付いており、その悠季さんの後ろに、僕を見て不服そうな 市寸島比売命 と緊張したような表情をした 多紀理毘売命 の3人が待っていました。

3月の満月巡礼の目標は品川区にある16か所の視察です。

そして今回は神様も動向してくれるようで、前回の様にボロボロになる事は……多分ないはず? ※詳しくは2月の巡礼記をご覧ください。


と、ここで時は戻りまして、「朝の出来事」


僕はその日、鳥の囀りと虫の声、そして…

「起きろー!朝だぞ!私がわざわざ迎えに来てあげたんだぞ!起きろ!そして朝ご飯を出せ!黄色い粉のスープとあのトロッとした卵パンをよこしなさい!」

そんな天照さんの第一声で起こされた…💧

僕「朝っぱらから、急に家に来たと思ったらやっぱり、朝飯が目的か!」

なんて、いつもこんな感じで、天照さんが来る時は飯を要求されます。

普段の皆さんから頂けるお供え物でも良い様なんですが、お供え物は未調理物のが多く、料理をしないと食べれないので、僕の所に来た時は決まって暖かい「料理」←ここ重要、をお供えとして要求してきます。

神様にお供えする料理だから、凄い手の込んだ料理を作るのかと思う方もいるかも知れませんが大層な物は作れませんよ?

しかも、30分後にはもう家を出ないといけないんです、凝った物は作れません、だから何時も通りの朝食です。

それに天照さんが言っていた物を出します。

僕がその日に作ったのはインスタントのコーンスープと、昔、僕が子供の頃に悠季さんが作ってくれた、食パンの上に目玉焼き、チーズと乗せ、オーブンで焼いた、「メダパン」と言う物です。

「メダ」マ焼きを「パン」に乗せるので「メダパン」です(*´ω`*)

これが意外とおいしくて早く作れる物なんですよ、それで昔に1度、天照さんに「メダパン」作ってあげた所、ハマったらしく、朝に来る時は必ず「メダパン」を要求してきます。

もちろん目玉焼きは半熟で、チーズはピザ用チーズでトロッとしてるのです。

意外な事を言いますが、神様ってコンビニの商品やカップラーメンが好きな神様って多いんです。

1度天照さん主催の神様のお食事会に参加したことが有りましたが、神様の食事は意外と江戸時代の殿様が食べてそうな「和食」が中心なんです、しかも、調理の種類は焼く、煮る位で、蒸すや揚げるなどはないです

なので

僕の所に来た時は、天照さんも人間が食べている「ジャンクフード」を食べたいようで、マックやカツ屋、家系と色々食べます、僕の所に来るのはたまにですが、いろいろ食べに行きました。

意外でしたか?

それはさて置き、僕は天照さんに「メダパン」を出す前に聞きたかった事を質問しました、出した後だと食べる事に集中しちゃって、話が出来ないんで…



「今回の御用ってさ、大田区や川崎方面、そして今回行く埋め立て地の品川周辺、これってやっぱり急がないといけないから16か所で、しかも神様も同行になったの?」

天照
「前にも1度、クサカに話したように今、行かないといけないの。

ヨミちゃん(月読様の事です)の予言だと今年の後半から、何か起きるかもって、出ちゃったからさ。

今回の御用はその「何か」が起こった時の対処として向かうの、だから今日で浄化や調整をせず、後日強い土地神を集めて、埋め立て地一帯を全面浄化や、龍神達を集めて地盤や水脈、龍脈の一斉調整をするかもしれないの。

だから、今回の目標は浄化や調整と言うより、『視察』が正しいね、必要なのか必要でないのかの見極めに行く、まぁ、クサカの事だから、目の前の救いたい事を全力でやるんだろうけどね、今回は止めないよ、私が付いてるから、一緒にがんばろね!」

僕「天照さん…」

天照「話疲れてお腹空いた!メダパンまだ?」

僕「あ、はい…(;´∀`)」

「天照さんかっけー!」て思ってたのに最後で台無しだよ!

でも、いつも以上に頼もしく感じたのは確かです、僕は僕の出来る事を全力でやるだけです。

今回は天照さんが一緒なのでまさに「百人力」です!


ここで、時は進み、悠季さんと合流した時の3神の絡みの話

市寸島比売
「なんでお母さまがクサカ君の担当なんですか、私と姉さまが居るんですから、館で山の様に溜っている書類を整理したり、お部屋のお掃除などしてはいかがでしょうか?」

多紀理毘
「こら、そんな事を言う物では有りません、お母さまだって多忙なのです、息抜きは必要なのです、貴方だって、仕事が終わったら、クサカの図書館に行き、本を読み漁ってるではないか、ここはお礼をいってもいい場面だぞ!」

天照さん
「あー!そうなの!ずるい!私だって図書館行って漫画見たいのに!仕事が早く終わるからって!」

クサカ
「あの、皆さん菅原さんから、3神必要な理由と各々の役割の説明書を送っているはずです、菅原さんは3神で安全に回れる、でも3神居ないと安全に廻れないと」

天照さん
「あ~、あの5メートルも有った手紙か~、途中から眠くなって読んでないな~」

多紀理毘売
「私は全部読み、理解してここに参りましたので大丈夫です」

市寸島比売
「それなら私も全部読んだよ、私達の特徴や性格、能力を事細かく把握していて、適材適所でなおかつ私達でないといけない理由も10個くらい書いてあって、自分ですら分かって居なかった事も書いてあって、とても良い学びになる手紙になっていたわ。

文字だけでの説得って難しいのに、容易く文字から説得をしてくるあたり、人間の事を知り尽くしてるだけあるわ」

天照さん
「(´・∀・`)ヘー」

クサカ
「へーって(;´∀`)」



こんな感じで、3神の意識も一つに成ったのか?

てな感じで神様と一緒に神社巡りです。

神様と一緒に神社巡りをして分かった事は、神様から見ても品川方面の神社の「力が弱すぎる」プラス、地脈・水脈・龍脈・霊道の通り道が「ぐちゃぐちゃすぎる」と言う物でした

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