マガジンのカバー画像

本がわたしに教えてくれたこと

10
本が教えてくれたことを中心に、日々のエッセイをお届けします。
運営しているクリエイター

記事一覧

窓ぎわのトットちゃん~大人がいる世界~

先月ですが、映画「窓ぎわのトットちゃん」を見てきました。 偶然予告を見て、いてもたってもいられなくなり、久しぶりに映画館に足を運びました。 見終わった後、今の自分に本当に必要な映画だった、同時に今の日本に必要な映画だと思いました。なぜなら、映画の中に「大人」が描かれていたからです。 その大人とは、落ち着きがないことで小学校を退学になったトットちゃんを受け入れた新しく通う学校トモエ学園の小林校長先生。 トットちゃんのなかなか終わらぬ話にじっと耳を傾け、予告編の中にもある全てを

「ほっ」とする方を選び続けると自分自身になっていく

現実と自分自身が乖離していくと「苦しく」なっていきます。 日々季節が移り変わっていくように人の心も変化していきますが、その瞬間は目に見えないので、本人が気づくときは相当に現実との乖離が進んだとき。 「何か違ってきたなあ」と感じた頃には、現状がつまらないと思ったり、意欲がわかなくなったりと転機の症状がでてきます。 ちょうど今、レッスンやセッションの方との対話で「次どうしよう」という内容の方が続いたので、今日は「未来をどうやって選んでいくか」について書いてみようと思いました。

生きていくことは物語を創ること

インドネシアに住んでいたことがある。 当時2万人の日本人が住んでいた首都ジャカルタで、ふいに知人が「インドに行きたいって思う?」と訊いてきた。 「いいえ」と答えると、「インドネシアの100倍汚いってよ」という。 続けて「インドは分かれるんだよ、行きたい人とそうでない人が」といった。 20年前の話である。 なぜそんなことを思い出したかというと、夫がインドへ行きたいといいだして今日旅だったからだ。5泊6日のインド。 ちょっと面白い偶然があった。 インドに行きたいと告げられたとき

振り回されちゃうって私のこと?大嶋信頼著『「いつも誰かに振り回される」が一瞬で変わる方法』が目からウロコ!

ご近所に、私の顔を見ると声をかけてきて「あーだこーだ」と言ってくる人がいる。内容は、私の至らなさの指摘だったり、ご自分の困りごとだったり。 「もーこの人、ホントやだなー」と思って家で頭を抱えていると、仕事から帰ってきた旦那サマが「今の顔、この女性にそっくり!」といって一冊の本をポンと置いた。 えーっ!こんな顔してたんだ(笑) 表紙をめくるとこんなことが書いてあった! まさか支配されていたとは! 夫と私の二人分の「ふせん」がいっぱいのこの本。 目からウロコ!の文章があるの

背筋がピンとする塩野七生さんの言葉

ずっと塩野七生さんの文章を読んできた。 読むと、背筋がピンとして、好奇心がムクムクと湧き上がってくるからだ。 「好奇心」は元気の源だと改めて感じる。 その日、久しぶりに「イタリアからの手紙」を本棚から手に取った。 新聞に塩野七生さんが載っていて、記事を読み進めるうちに、最近習慣づいたのんびりゆったりの雰囲気が一変し、背筋がシャンとしたからだ。 そして、もう一度この雰囲気に寄りたい。今もう一度塩野七生さんの文章が読みたい。そんな強烈な好奇心があふれてきた。 新聞を読む人は少

解体期に私を救ってくれた宮崎ますみさんの本「ピュア・バランス」

|ご案内| *半年ぶりの個人セッションを11月10日(金)まで受付けています。 (実施日は11月8日(水)~12月15日(金)) ご関心のある方はこちらへ ↓ ↓ ↓ 「冥界への旅」がおわったらにこんなコメントをいただきました。 ぽかぽかさん、コメントをありがとうございます!私もnote初心者で、まだわからないことが多いのですが、「心地いいな」という柔らかい感触があります。note仲間としてよろしくお願いいたします。 数秘9はまさに冥界下り。数秘7と数秘9の課題の違いは

日常の魔法~エブリデイマジック~

今日の読書は、角野栄子著「エブリデイマジック」⭐ いちご色が好きな角野先生。ほんわりした笑顔が乗り移ったのか、手に取っただけで明るい気持ちになってきます。 11月には角野先生が館長の「魔法の文学館」がオープン予定。 メインカラーはいちご色。行ってみたいです。 ところで私の三大言霊は、 ・大好き!(好意) ・ありがとう♡(感謝) ・あなたの〇〇はすばらしい☆(リスペクト) この3つを唱えるだけで、その対象とあっという間にひとつづきになれます。ご近所の〇〇さんとも、今日買っ

「冥界への旅」が終わったら

「ここ2~3ヶ月黄泉の国に行ってました!」 知人がいたって明るい声でいう(笑) 冥界への旅が終われば「いいこと」が待っている。それを知っている人のエネルギーがあふれていました。 変わり目とか、人生の転機とか、いろいろ呼び名はあるけど、どん詰まりになって今までの状態ではいられなくなる時期の呼び名は、私にとっては「冥界下り」が一番しっくりきます。 突如、平穏な日常に「敗北」がやってきて、冥界への旅に連れ出される。それは誰もが逃れられない旅で、四季が巡るように平等に訪れるやっかい

自然な流れのままに変わっていきたい

友人が選挙にでることになった。 ツイッターで彼女に声援をおくったとき、思わず「戦友」と書いてしまった。書いた後で何で戦友なんて書いたのかなと不思議だった。「心の友」とか、他に表現もあったのに(笑)そうしたら、その答えを彼女自身がくれた。 「ほんと戦友!いろいろなことにチャレンジしてきたものね」って。 夢を叶えるって変化していくこと。それを今、改めて思い出す。いろいろなことにチャレンジしてきた友人=戦友。私はそれをいいたかったんだと納得。 それにしても選挙なんて想像以上の

私のお宝本、畑正憲さんとC.W.ニコルさんの共著「森からの警告」

先日亡くなった畑正憲さん。素敵なご著書があります。 私は本の形式として「対談」が好きです。 両者が引き合うので必然的に「魅力的なお二人」の対談本になり、二つの命の生き様にシンクロできるからです。一冊で2~3倍以上のお得感。 この本も畑さんのお相手はC.W.ニコルさん。 夢のような対談ですね。 1ページ目から、もうお二人のワールドに引き込まれます。 ニコルさんが病弱だった幼少期、おばあさんから強くなる秘訣をきくお話。 この本を読んでいたからでしょうか。 私もニコルさんのよ