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「森保JAPANのアジアカップでのビジョンとは?」 日本vsトルクメニスタン@AFCアジアカップ2019

2019年1月8日に行われました、AFCアジアカップ初戦、日本vsトルクメニスタンは3-2で日本が勝利しました。

元々僕はアジアカップについてnoteに書く気はありませんが、試合を見ていて感じた点が多くあったのでnoteという形で投稿することにしました!

気になったところが多数あるのですか、その根本的な部分に「森保監督のトーナメント形式の大会の戦い方」が関わっているように思いました。

今回は、森保監督の動きとピッチ上に現れていた森保JAPANの課題について書きます。

・柴崎の弱点に対する施策
・長友の配置から見える意図
・最後の15分間の采配

・柴崎の弱点に対する施策


柴崎岳は、ボール保持時にはスペース認知力と、組み立てのセンスが光るプレーヤーですが、守備時のコンタクトの弱さ、カバーエリアの狭さ、空中にあるボールの処理を苦手としています。そして、トルクメニスタンはそれをはっきりと理解して戦いに挑んでいました。

最初に伝えておきますが、トルクメニスタンは日本代表のことをしっかり研究して戦いに挑みました。トルクメニスタンのスタメンの選手全員にJリーグレベルの質があれば、日本代表は敗北していたと思います。それほど戦術的に整備されていました。

まずは守備。
5-4-1のシステムを採用した目的は、日本の前線4人がゴールまで最短距離で中央攻撃を仕掛けていることを直近の森保JAPANの親善試合で見ていたからでしょう。

真ん中のスペースにCB3枚・ボランチ2枚の計5枚を置いてDFラインを下げ、日本の攻めたいスペースを消しました。中島が不在だったことにより、ワイドに開く選手がいなかったことも日本の攻撃が機能不全に陥った原因の1つです。

そして攻撃。攻撃の形というよりかは、
「どのようにボールを奪えば効果的に攻められるのか」を考えることで攻撃の活性化を狙っていたように見えました。

狙いどころは日本CBもしくはボランチが真ん中に縦パスを通したときです。トルクメニスタンの選手は真ん中に人が5人密集しているため、縦パスの出先に対して剥がされることを考えずにボールを奪いにいきます。

そして奪ったボールは、高い位置を取っている酒井宏樹の裏に放り込みます。日本CBを1人外に釣り出した後に、空いた中央のスペースに走り込んだトルクメニスタンの選手を使います。

真ん中に戻るのは右ボランチの柴崎。広いスペースで1対1の状態を作られてしまった柴崎は、同じ形で何度も決定的なシュートを打たれています。

この形を防ぎたいので、森保監督は「攻守の切り替え」について練習から徹底的に言及しています。さらに、柴崎の隣には遠藤航といったような、必ず対人が強く守備のカバーエリアが広い選手を起用します。

僕が森保の采配で気になった1つ目の疑問点ですが、「なぜ守田の代わりのボランチを追加招集せずに、クラブチームでCBしか任されていない富安をボランチで起用する決断を下したのか。」ということです。

アジアカップでは、「結果と成長のand実現」を目指しているといった話を会見でもしているようですが、ここはナショナルチームであり、クラブチームではありません。

いつもやっていないポジションにコンバートして選手を成長させることは、もっと多くの試合が実施されるクラブチームでやるべきことです。これはチーム全体の結果と成長のand実現を目標にしているチームの行動ではありません。

なぜ本職でボランチをやっている選手を追加召集で呼ばなかったのか。浦和の長澤、広島の稲垣など、Jリーグにも候補は多くいるはずなので、今後森保が富安に何をチャレンジさせていくのか注目していきたいです。


・長友の配置から見える意図


この試合、得点が入り始めた理由はシンプルです。長友の配置を変えたからです。僕が気になったのは、なぜあの時間まで長友の位置を修正しなかったのかということです。

前半の最初の5分で、相手が5バックの人海戦術をやってくることは明白でした。そして、20分間中央攻撃をしていても崩せず、幅を取っても深い位置まで侵入できないので奪われ方が悪く、カウンターから失点をして前半を終えています。

監督として選手の配置を変えるべきタイミングは後半開始直後だったと思います。長友と原口の位置取りが悪いことをスタッフ陣が気づいていないわけがないので、僕はなぜ後半開始直後に配置修正を行わなかったのか謎で仕方がありません。

たぶん、選手に自分たちで気付いて立ち位置を改善してほしかったのだと思います。でも、改善の余地もなければ人数を前にどんどんかけていくので、バランスを崩してカウンターを受けやすい形が後半序盤に続きました。そこで、森保は長友のタスクをインナーラップに絞ったのだと思いました。

今後相手も強くなっていく中で、森保がどこまで戦術的な我慢を続けるのかを注目していきたいです。


最後の15分間の采配


最後に気になったのは、最後の15分間の采配です。
北川を投入した後、北川がボールを奪われてカウンターを食らい、PKで失点してから1点差で攻められる場面が目立ちました。しかし、森保が試合のクロージングでメンバーを変えることはありませんでした。

1点差で交代枠が2つも余っていて、相手のペースで試合が進んでいるときに選手を投入しないということは、明確な理由があるのではないかと思いました。ベンチには経験のある青山、乾もいましたので、決してベンチメンバーに信頼が置けないということではなかったと思います。

色々考えてみたのですが、オマーン戦も見てみないとこの采配の意図は分かりません。アジアカップは予測不可能なことが起きやすい大会なので、自分たちが出来ることを全てやらないことでしっぺ返しが来ないことを願いたいです。


-終わりに-


この記事では森保の采配に絞って書きましたが、僕がこの試合で他に気になったこととして、戸田さんも裏解説でおっしゃっていましたが、「なぜまっすぐ縦パスを入れ続けるのか」ということです。それと同時に「なぜまっすぐ縦パスを入れてはいけないのか」について理解している人が少ないのではないかと感じました。

この記事の反響次第では、上のことについても記事化していく予定です。この記事を読んで思うことがありましたら意見をリプしてもらいたいです!またTwitter等で拡散などしてもらえると嬉しいです!

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