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メンタルヘルス・マネジメント検定Ⅲ種受験記録

22年11月にメンタルヘルスマネジメント検定という試験を受けたので、その記録です。

メンタルヘルスマネジメント検定とは?

まず、メンタルヘルスマネジメント検定がどんな試験かというと、心の健康管理について、一人ひとりが自らの役割を理解し、ストレスやその原因となる問題に対処していく知識を見つけることを目的とされています。

メンタルヘルス・マネジメント検定試験は、働く人たちの心の不調の未然防止と活力ある職場づくりを目指して、職場内での役割に応じて必要なメンタルヘルスケアに関する知識や対処方法を習得していただくものです。

公式サイト
https://www.mental-health.ne.jp/guide/

試験は、人事労務管理部門が対象となるⅠ種、管理監督者が対象となるⅡ種、一般社員を対象としてⅢ種の3つのコースからできています。
今回、私が受験したのは、一番簡単なⅢ種です。

Ⅲ種の試験内容は、以下とされています。

目標
自らのストレスの状況・状態を把握することにより、不調に早期に気づき、自らケアを行い、必要であれば助けを求めることができる。

出題内容
①メンタルヘルスケアの意義
②ストレスおよびメンタルヘルスに関する基礎知識
③セルフケアの重要性
④ストレスへの気づき方
⑤ストレスへの対処、軽減の方法
⑥社内外資源の活用

公式サイト
https://www.mental-health.ne.jp/guide/

合格率は、私が受けた11月は69.4%、その1つ前は64.4%です。
70点以上で合格できます。

なぜ受けようと思ったのか

一番の理由は、会社の資格取得報奨金制度に追加されたのが、大きいです。私の働く会社では、資格を取得した際に報奨金を得られる制度があり、この検定以外にも、AWS認定プログラムや情報処理技術者試験などのエンジニア向けの資格から、TOEICやパーソナルコーチング、知的財産管理技能士などの資格試験があります。AWSの試験は、20万円くらいもらえたりしますし、メンバーが自分の取得したい資格を追加することもできます。

社内で推奨されている資格が他にもある中で、なぜこれを選択したかというと、受けられそうなのがこれだったというのもありますが、身近な人の心が疲れていたら、正しい声かけをしてあげたいなと思ったからです。
完全在宅での業務が中心になり、年齢関係なく心が疲れてしまったメンバーが増えてきているように感じていました。
ここ数年で社員数がすごく増えたので、比率が前より増えたというわけではないと思いますが、見かけることが多くなったと思います。
ただ、自分では何もしてあげられないし、どうしていいのか分からず、、、心苦しかったので、正しい知識を身に着けたいと思ったのが、この資格を選択した理由です。

勉強方法

勉強は、以下の2冊を使って勉強しました。

安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定II種・III種 テキスト&問題集 第3版

メンタルヘルス・マネジメント検定試験 Ⅲ種セルフケアコース 過去問題集<2021年度版>

公式のテキストは、文字が多く読みづらいとあったので、公式テキストは過去問のみとしました。

勉強の流れとしては、
①テキストを読む。
 Ⅱ種とⅢ種の内容が一緒になっているもだったので、Ⅲ種の出題範囲が書いてある箇所について読み、Ⅱ種の箇所は飛ばして1冊読みました。
 2日もあれば、簡単に読み切れる量や内容だと思います。
②テキストの最後尾についていた模擬問題を実施。
③公式の過去問を解く。
です。

テキストは、章ごとに分かれて読み進めることができます。
メンタルヘルスとは。という基本的なことから、職場環境の評価やセルフケアの気づき方、ストレスへの対処法などを学んでいくことができます。
テキストは大事な箇所が赤文字になっており、覚える必要がある箇所がすぐに分かりますし、難しい日本語で眠くなるということなく読み進めることができました。

ただ、
模擬問題を解いて思ったことは、テキストを1回読んだだけでは、合格できそうにない。
という点でした。何%や何年などの数字を聞いてくる問題もあり、全体像をなんとなく理解するだけではなく、細かな点まで覚える必要があると思いました。

②の公式の過去問は、全章を1回、間違えの多い章を2回繰り返して記憶していきました。
そして、ここで大きな問題がありました・・。
①のテキストでⅡ種の問題範囲として読み飛ばしていた箇所からもⅢ種の問題として出題されていることです。
これは大きな誤算であり、これから受験される方も注意が必要です。それか、公式のテキストを使う方が良さそうです。

また公式の過去問は、1回分の試験が過去3回分。という形ではなく、
各章ごとに出題されていて、各章ごとに進める形のものでした。当日の試験は各章から数問ずつ。というような形で出題されますので、当日の試験の感覚を掴むことができない。という点はやりづらかったです。

過去問を解く、間違えた箇所の内容をテキストで復習し覚える。
また過去問を解く。
というのを2回繰り返したと思います。
勉強期間としては、正直4日間くらいだと思います・・。
3~4時間×4日間なので、12~16時間くらいですかね。
次は、もう少し計画的に勉強したいと思います。

あと、当日の試験会場は、想像以上に人数が多くてびっくりしました。
英検?と思う位の人数がいて、多くの人に求められる資格なんだなと思いました。

最後に

今回、Ⅲ種を勉強して、まずはストレスに対してどういった対処が必要で、日ごろから気を付けた方がいい事を学べたのは良かったです。
また、以下の内容について、個人的に衝撃だったので、記載しておきます。

記銘力や発想力(流動性知能)は40歳ごろをピークに低下しますが、知識や経験を活かして総合的に判断する能力(結晶性知能)は、80歳まで経験とともに向上し続けると言われています。

安全衛生教科書 メンタルヘルス・マネジメント(R)検定II種・III種 テキスト&問題集 第3版


40歳を過ぎて、もう新しい事を覚えたり挑戦したりはなかなか難しい、記憶力も衰える一方だと、どこかで悲観的に考えている自分がいましたが、経験を活かしつつ80歳まで人間は向上し続けられる。というのが本当に衝撃的で、まだまだあと40年も成長し続けられると思ったら、もっとたくさんのことに挑戦してもいんだなという気になりました。
試験勉強を通して少し勇気をもらった気がします。
この勢いで、Ⅱ種にもチャレンジしてみようと思います。


最後までお読みくださり、有難うございました!!

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