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クラウドファンディングと人間関係について考える

クラウドファンディングについてどのようなスタンスでいるのかということについてきちんと考えたい。

そもそも私は飲食店を開店して(2016年8月)したときに当時も飲食店のクラウドファンディングがはいっていたので最大手に問い合わせをいれた。すると、営業から連絡があった。

「だいたい飲食店のクラウドファンディングは半分ぐらいがお知り合いの方なので、成功のためにはスタートダッシュでいれてもらわないと目立ちませんよ」と言われた。(当時の電話メモなので多少の意訳があることは勘弁してもらいたい)

ここのURLが当時のメールに添付されていた(いまは消えていてwebarchiveからの参照になるけど)けど確かに書いてあった

プロジェクトの種類にもよりますが、クラウドファンディングでは支援者の半分以上が実行者の知り合い、ということが多いです。
(中略)
・普段の自分の活動を応援している人たち〇人
・大学の頃のサークルの仲間〇人
・会社の同僚〇人
といった感じで、クラウドファンディングがはじまったら直接支援をお願いする人を予めリストアップしておきましょう。

これをよんで頭をよぎったのは「ねずみ講」いわゆるマルチ商法である。古よりねずみ講は「友人知人の人間関係をお金にかえる」といわれており、私も近い知り合いが何人もやっていてそのまま燃え切るのを自分の周りにお堀をつくって対処していた。

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オーナーがこの壁を越えてクラウドファンディング募集するのは別にかまわないとおもっている。ただどこかでクラウドファンディングをするときにはこのことを考えてやっているのかとおもうと暗澹たる気分になる。

ここまで書いて思うことは「マルチ商法」も「クラウドファンディング」も「経済的対価」を前面に打ち出していることが違和感の原因である。

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大きなプロジェクトで、オーナーじゃないけど協力している人達が「これはガチで……」といってる気分はとてもよくわかる。でも、なにか違和感をおぼえるのはオーナーの人達が「人間関係をお金にすることへの」を覚悟していやっているところへの辛さを感じるからである。

幸いながら「クラウドファンディング」ではこちら側の身構えをかえることができる。なので、わたしも知り合いのクラウドファンディングに対価の経済的正当性を求めずに課金している。

このような感じじゃないとなにか折り合いがつかない気がしてるんだけど、どうなんだろうか?みんなあんまりここまで考えてない?



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