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【2021年最新版】「モンゴルトゥグルグ(MNT)」建ての定期預金の、対円での為替の動き

高金利通貨国であるモンゴルで、定期預金を行い、資産形成をされている日本人の方も多いと思います。
特に、日本人に人気の通貨は、金利が比較的高い現地通貨の「モンゴルトゥグルグ(MNT)」、米ドル建て、円建てでしょうか。
今回は、新型コロナウイルス感染症が広まり始めてから約1年が経ったので、最近の対円での為替の動きについてご紹介します。

■新興国の通貨の特徴


そもそも、新興国通貨は見た目の金利は高いです。
TDBでMNT建て定期預金を行うと、金利は本稿現在1年間で10.2%にもなります。

しかし、米ドルや日本円といった国際基軸通貨(ハードカレンシーとも言います)に対して中長期的には下落する傾向にあるというのが、一般的な見方です。

■2021年1月~3月のMNTの対円為替

しかし!過去の為替の推移を確認してみると、3ヶ月間程度のMNTの対円為替では、珍しい事にMNTが対円で強含みとなっております。

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過去1カ月程度では、3%を超える対円でのMNT高を示しています。

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過去3ヶ月程度ではさらに4%を超えるMNT高です。

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過去1年間で見ても、ほぼ同じ水準という結果が出ています。

つまり、昨年2~3月にMNT建て預金を取り組んだ場合(1年前は約13%でした)は、対円で下落することなく、略々、同じ為替で円利益を確定することが出来る、という状況が起きているのです。

■おわりに

もちろん、これから1年先も同じように対円で強含みが継続するとは限りません。
しかし、米ドル建て定期預金金利が低下(本日現在、年利2.0%)した中で、MNT建て定期預金での運用は有効な運用方法として検討できそうです。
モンゴルの金利為替動向は、TDBの東京駐在員事務所も情報をあげているので、問い合わせをしてみても良いかもしれません。
東京駐在所であれば、日本語対応が可能です。
金利や為替の動きは、一次情報である銀行の情報を確認するのがお勧めです。
定期的にチェックしてみてくださいね。

(画像提供:モンゴル貿易開発銀行 出典:XEアプリ)

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