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謎の呪文

 
 
 
超が頭に4~5個つくくらい超(×5)ド近眼な私の場合、ヤツの存在は目よりも先に鼻が気づく。空が黄色く霞んでいてもよくわからない。

つまり、見えないのだ。
(※コンタクトを着用すれば別)

それでも、やはり鼻の方が早い。これは、もう、経験値が違う、と言う他ない。

私が幼少の時には、昨今の飛んで来る色んな奴らの話題などほとんどなかったけれど、フツーの埃や塵や煙はあったワケで。いち早く察知する点に於いて、人間湿気観測機(髪の毛)ほどではないにしろ、そこそこの水準であると自負している。いや、言い過ぎた。父には全く勝てません。

ええ、花粉のことです。

特に右のルートにヤツが入り込んだ時の発見は早い。

身体が反応する(クシャミ)より数秒前には、

(ヤツが来た!)

と察知する。

昔、まだ花粉症じゃなかった頃、とある知人が「花粉症のクシャミって予告なくいきなり出るから、運転中すごく怖いんだよ」と言っていたことがある。その頃の私は「そうなんだ!」と驚愕し、いつかその日が来ることにガクブルだったのだけど、いざなってみると全く予告なしじゃない。拍子抜けだ。

いや、なりたかったワケじゃない。

絶対なりたくなかったけど元々アレルギーあるから少し覚悟はしていたけどやっぱりなりたくはなかったよ。

しかし、ヤツの侵入からクシャミまでに構える猶予はある。あるけど、このご時世、電車内で派手にかますと周りの目線が痛いのも事実。いや、むしろド派手にかますと、明らかに風邪とかじゃないクシャミになるから気にされないことも多いんですけどw

それでも何となくアレなので、今年はマスクに「花粉っ!」って書こうか、とか、色々考えたりはした。

で、思いついたのが、クシャミが出そうな瞬間に『花粉め、来たかっ!』って言えばいいのかと、さっそく部屋で密かに試してみた。

……が。

『カフューーーン!!!』

 
という謎の叫び声と言うかクシャミになったので秒速で棄却。普通にクシャミすることで落ち着いたのだった。

今年もあと1ヶ月ほど、この仁義なき闘いは続く。

花粉めっ!!💢

 
いや、花粉に責任はないとわかっていて、単にグチですwww
 
 
 
 

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