悠凜家の一族☆母方編




~果たしてモテ男と言っていいのか~





クリソツMenさん
 からの続きですが。



前の前のnoteにも書いたように、母の実家は新潟県の某所です。

母は6人兄弟姉妹の5番目。
配置的には、 兄・姉・兄2号・兄3号・本人・妹 って感じ。
一番上の兄とは一回り以上も歳が離れていて、父親(私の祖父)が早くに亡くなっているので、もはや父親代わりみたいなモンです。

...で。
母の母親、つまり私の祖母っていう人は、当時としては珍しく一人娘だったんですね(自分は6人も産みましたけど)。祖父は婿養子だったワケです。当然、祖母は自分の実の両親の家で生活していたコトになります。


今回の話の大元っていうのは祖母の父親、つまり私の曾祖父に当たる人です。私が生まれる前に亡くなっているので、実際に会ったコトはもちろんないのですけど。
...このじーさんって人がですね。
今の若い子の感覚ではわからないかも知れませんが、当時のレベルとしては、かなりの男前だった...らしいんですよね。くどいよーですが、あくまで昔の話で、現代に換算されては困りますからね!そこんとこ、よろしく!

私は遺影しか見たことないのですけど。
確かにね。
いい男っぷりなんですよ、かなり。自分のひいじーさんにナンですけど。
そんで関係ないけど、婿養子のじーさんは可愛い顔してんですよ。
一番上の伯父は、はっきり言ってこの2人のいいトコ取りですよ、まさに。


また話が逸れましたが。
もう既にいないひいじーさんの顔が何に関係あるかって。


ありがちな話ですが、実はこのひいじーさんって人には、曾祖母の他に女性がいたらしいんですね(この話の詳細、私は又聞きの又聞きの又聞きくらいなんで、事実と違うトコもあるかもですが)。
このひいじーさんは大工だったらしくて、仕事で年間のうちのかなりの期間を東京に行ってたりしてたらしく。何つーか『現地妻』みたいな?
ま、ホントに当時じゃ特にありがちな話ですけど。

ところがどっこい。
困ったコトに、相手の女性はひいじーさんが妻帯者だと知らなかったらしく。しかも何と、メッチャ若くて自分の娘(私の祖母)と対して歳が違わないとか何とか。さらにさらに、ひいじーさんはそっちに行ったまま戻って来ないという事態が発生。

マジで 『事件は現場で起きている』

おいおい、ひいじーさん、まずいぜよ~(; ̄Д ̄)


そんで、どうやって...つーか、どうしてひいじーさんがウチに戻ったかと言うと。
娘である私のばーさんの婿が決まり、結婚してじーさんが婿養子として来ることになったから、なんだそうな。近所の親戚のおっちゃんが説得したのだと。

『婿が家に入ったら、もう家には帰れなくなる。
今、帰らなかったら、2度と家には戻れないぞ』と。

どうやら子どもまでいたらしいのに、それで説得される方もどうなんだと思うのですけど。
とにかくひいじーさんは実家に戻った、と。その女性と子どもを捨てて。
その時に初めて、その女性はひいじーさんが 実は妻帯者だっだと言うことを知ったらしいという...

う~わ~

はっきり言って、


サイテーな男だな、ひいじーさん┐(-。-;)┌


...なんですけど。
何でだか憎まれてないみたいな感じがあって不思議。

と言うか、すごかったのはひいばーさんで。
一度だけ、その相手の女性が子どもを連れて訪ねて来たことがあるそうなんです。その時ひいじーさんの両親が、息子の不始末を尻拭うためにかなりの賠償を女性に渡したんだそうです。だって一応、孫までいるんですしね。
でも、嫁であるひいばーさんに息子の不始末を申し訳ないと詫び、相手の女性にそれなりのものを持たせていいかと、土下座するくらいのイキオイで頼んだらしいです。何だか舅・姑に気に入られていたらしいですね。

それに対してひいばーさんは、

『何でも持たせてやってください』 と。

う~わ~(×2)

ひいばーさん、何ちゅう男前!

...つっても、ひいじーさんが戻って来てから、生涯、部屋は別だったそうなのですが(そりゃ、そうだ)。
ひいばーさんは私が小2くらいまで健在だったので記憶にありますが、小さいばーさんでしたが、母に言わせると『物静かで、ものすごく芯の強い人だった』そうです。


また脱線しましたが、ひいばーさんの話は本筋ではなくて。
こーゆう経緯があるので、私にはひいじーさんから別の流れに行った親戚が、どこかにいるはずなワケなんです。

だから、もしかしたらあの男の子は...という考えが、今でも時々頭の中を過るのでした。





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