無題4-01

【笑話小話6】食うか食わされるか

 
 
 
2020年1月某日・朝のニュース時のことである。

街〇情報室と言うコーナーで、『カップ麺を作るのに失敗しない道具』と銘打った商品の紹介があった。要は、コーヒーメーカーのカップ麺版と言った感じで、お湯を注いで待ち時間も管理してくれるらしい。

きっと、便利なのだろう。恐らく。

しかし、家族と暮らしている私では、まず同じ機器を三台も買わねばならない、と言う時点で却下である。

もちろん、却下の理由はそれだけではない。

私は食べるのが遅い。

どのくらい遅いかと言えば、例えば幼稚園児時代は園内で一番遅かった。年長になってさえ、年少の子にさえ劣るスピード感で、昼ごはんの後は休み時間、その後に紙芝居の時間が待っているのだが、そこに至ってようやく食べ終わることも珍しくなかった。

そんな話はどうでもいい。

つまり、ここで言いたいことは、例え必要なのが一台だったとしても、「そもそも、カップ麺をややアルデンテ状態で食べ始め、折り返す辺りでちょうどいい塩梅になり、食べ終わる頃には汁を吸い切った某・カッ〇ヌー〇ルみたいになってる、って私にカップ麺を失敗するもしないもないのだ」(ややこしな)

(と言ったところ、母に爆笑を堪える顔をされた)

そして、その時、私の脳裏にあることが浮かんだ。

「……って言うかさ。これ、カップ麺云々より、汁がなくなったら完成! ってカップ焼きそば作ってくれたら良くない? 良くない? むしろ、湯切りがめんどくさくない?」

「お湯を捨てないの?」

「だって、それがむしろ一番めんどくさくない? お湯を定位置まで注ぎ、蓋をして蒸らします。お湯がなくなったら調味料とソースを入れて良く混ぜたら完成です、って良くない?」

「ああ……(棒」

棒のわりに賛同してる感。何故なら、我が家で一番カップ焼きそば率が高いのは母である。

いや、既にそーゆうカップ焼きそばもあるのかも知れませんけどね。私としては、ペヤ〇グソース焼きそばでそれを作ってくれたらいいな。

などと勝手なことを言ってるけど、こーゆうことって、ほぼほぼカップ麺など食べないヤツ(←)に限ってのたまうんだよな( ̄▽ ̄) ←

……ってか、これ『笑話小話』でいいのか……。
 
 
 
 
 
 
 
 

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