会話は創造力と想像力なのか



時々、思うのですけど。
あ、時々しか思わないのは、普段あまりモノゴトを考えずにボーっとしているからです。


ここ、 “note” も含めたSNSや、もちろん紙媒体の本もひっくるめてですが…で、ヒトサマのブログや著書や何やかやを読ませて戴いて。


ホントに『ことば』っていうか『文章』や『しゃべり』っていうものは不思議なトコロがあるなぁ~って思うんですよね。
何つーか、『好み』『相性』『相互想像力』が必要な気がするんです。

これって特に、直接相手と話している時にすごく感じるんですけど。
そして話の内容の好みは別として、話すのがうまい人、あんまりうまくない人って言うのは、かなり差があるなぁ~と。

昔から漠然と感じていたモノの、そこはそれ、ほぼボーっとしてる私なので。いい歳になったここ数年、すごく感じるようになりました。


そのキッカケは何だったのか?と考えてみたら、どうも数年前から参戦しだした同級生との飲み会のような気がします。
(もちろん確証はない)

この飲み会、一応、名目は同窓会(という名の飲み会)でして、ワリとご近所に生息している同級生たち数人が、私が参戦する何年か前から開催されるようになったそうな。年に2回くらい行われています。
この会に参戦するようになって、今でも近所に住んでいる同級生が意外と多いという事実を知ったのです。もちろん、多少遠くから参加している人もいますが。

何故、私がこの会を知ったかと言うと。
やはり大元のキッカケは『東日本大震災』だったのだと思います。

要は、同級生たちの動向や様子を探ったんですね。
そしたら、ある同級生のことがわかり、彼からの情報で飲み会の幹事のことを知り、そこから参戦に至りました。


さて、その飲み会に参戦するに先立ち、他の同級生男子と一度飲みに行ったことがあります。同じクラスになったことがない人だったので、ウン十年ぶりに顔を見ても『まっっったく記憶にございません!』でした。仮にI君とします。
それでも同じ学校ですから、行事のことなど共通の記憶はあります。ので、まあ昔話に花が咲く…と思いますわな、フツー。

ところが、あなた!
これがまっっったく話が弾まないのですよ。
私が一方的に会話を繋げているような感じで、正直、自分で自分を『どうよ、私?しゃべり過ぎじゃね?』と思いました。

お互い初対面みたいなモンですから、緊張もあって仕方ないのかな…とも思い、基本、テンション低めの私がかなり頑張りました。

それでその日は別れたのですが、その後、参戦した同窓会(という名の飲み会)で、女友達にその話をすると、こう言われました。


『えっ!悠凜ちゃん、I君と飲みに行ったの!?よく会話が続いたね!』


と。
彼女はI君を含めた複数人で飲みに行ったことがあるそうなのですが、とにかく会話が成立しないのだと。自分から飲み会を企画して誘ってきたのに、まっっったく決断力も何もないと。
まあ、これは彼女からだけの情報なので話半分としても、何だかわかるような気がしたのです。

メールの文面や返事の状況、お店の手配、行き付けだというカラオケボックスのシステムすらよくわかっていない、などなど。

あ、別に、だからI君がどうこうという話ではないのです。彼は彼で人間性はいい人ですし。

それでも、比べるという言い方は良くないのですが、同窓会の幹事をしてくれている同級生(仮にK君とします)には、こーゆうところは全くありません。


するべき連絡のまめさと素早さ

手配の早さと的確さ

相手に合わせる気遣い

何かあっても無難に穏やかに対応・対処ができる大人度



これらを併せ持っています。
もちろんK君にだって、私の知らないところで知らない一面もあるでしょう。
だけど、人前でそれを見せないのですね。

会話がうまいとか、話が面白いとかは個人差がありますし、そう感じる側の好みも反映されての話です。

当然、I君と相性のいい人だっているワケで。
それでも、最初に会ったときに仕事が『不動産会社の営業』と聞いて、失礼ながら、

『このしゃべりで営業になるの!?』

と思ってしまったのも事実でして…ええ、ホントに失礼。
そしたら前回の飲み会の時に小耳に挟んだら話ですと、

転職してたらしいです。

う~ん。



会話って、ホントに想像力も必要ですよね。
相手の言わんとするコトを『読む』って言うか。
私はこれが苦手なのですが…ってか、しようとしていないのですが。

よく『キャッチボール』とかって言いますよね。『あ』と言えば『うん』返る、じゃないですけど。


そして、そのK君からもこのような話が。

『おれもIにかなり話を振ったんだけど、全くダメだった』

K君でさえも、I君を会話に巻き込むのは難しいようですので…まあ、私如きには無理かと。



今さらですが、この対照的な2人と再会したことによって、想像力(?)がある人との会話は、あまり得意じゃない相手とでもそれなりに出来るけど、人柄がいくら好みでも無理な人はいるんだなぁ~と、つくづくわかった次第です。





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