見出し画像

#5 ドイツ | これぞ本場のアウフグース、混浴が当たり前のサウナ体験!

まだまだ続きます。わたしのヨーロッパ日記。どうぞお付き合いくださいませ~~日記が書き貯まっていく〜〜

11月30日 @フランクフルト

さて今日が初めてのドイツといっても過言ではない。身体も疲れていることもあり、今日はあまり遠出はせず、近場で楽しむことに。リフレッシュしようということでサウナへ向かった。ドイツはサウナ大国で、日本人も好きな熱波(アウフグース)はドイツが発祥なのである。フランクフルトから電車を乗り継ぎ、地元民が行くというサウナ施設へ。これがなんと面白い場所だった。わたしたちが行ったのは「タウナス テルメ」という施設。フランクフルトから北に向かって10kmほどのバードホンブルグという場所にある。

全11種類のサウナが1階、2階に点在している。何故だか建築は日本と中国の間のような雰囲気で、レストランやバーには日本語が使われていた。チケットを買い、更衣室で着替えて中に入ると、1階はアラビア宮殿のようなデザインがほどこされていて、アミューズメントパークのようだった。観光地のような壮大な造りだが、ここに来るのは地元民がほとんどだという。

そしてなんといってものドイツのサウナの特徴は「混浴」であること。まさか、という半信半疑な気持ちを持ちながら、いざ!

和風?中華風?な門構え
エントランス
更衣室の女性マーク


更衣室を抜けて中に入ると、目の前に広がるすっぽんぽんの老若男女。うひゃーと思いながら、平然としたふりをする。平日の昼間ということもあり、老人の男女が多かった。バーカウンターなどでくつろいでいるひとはみんな自前のバスローブを纏っていて、サウナに入るときは、施設内の至る所にあるフックにみんな自分のバスローブをかけて中にはいる。日本のようにサウナ内にマットは敷かれていないので大判のタオルを別で持っていき、それを自分の座る場所に敷くのがマナーのようだ。ただ、サウナ内もタオル巻はOKで、女性はタオルを巻いている人もいた。ちなみに更衣室内に女性専用のサウナも2種類ある。とはいえ、彼らにとっては混浴は普通のこと。恥ずかしがっているような素振りを見せるひとは誰もいなかった。

早速わたしたちも1種類目のサウナへ。ちょうどアウフグースが始まるとのことだったので、初っ端ではあったけれど、本場のアウフグースを体感することに。サウナ室の中段あたりに座る。観光地ではないからか、熱波師の男性もドイツ語のみで説明をしていて何を言っているかさっぱりだったけれど、そうこうしているうちに始まった。全部で3種類のアロマの香りのようなものが用意されていて、それぞれの香りごとに順番にロウリュウからアウフグースという流れである。

サウナ室全体の一体感がなんとも気持ちを高めた。それはそれは熱かったけれど、このサウナ室全体で、みんなで味わうのだぞよ、という集中力が一層の心地よさを感じさせた。

それからいくつかのサウナを周った。雪化粧された外気浴スペースがあり、おじさまたちが心地よさそうに過ごしていたけれど、身体がそこまでは温まり切らず、その体験は断念した。入場チケットは時間ごとでいくつか種類があり、わたしたちは2時間チケットにしたのだけれど全然時間が足りなかった。

途中でドイツ人男性と日本人女性のご夫婦が話しかけてくれ、館内のおすすめサウナを一緒に回ってくれた。随分異空間だったな〜とあらためて思う。本当にいい経験だった!

男女が裸で心と身体を整える。そんな体験を通して、わたしたちがサウナを愛する理由はとっても素朴で、本能的で、動物的な感覚を味わうためなのだということを改めて感じる。

セーニェニ温泉同様、ビーサンも持っていくことをおすすめする🩴

(混浴ということで夫からは反対されていたのだが押し切って行ってしまった。ごめんね。次回は夫と。一切のエロさがなかったことを証明しなければ~~)

それから午後はクリスマスマーケットとお土産を買いにフランクフルトの中心部へ。FEILERやLAMYなど、ドイツブランドのお店をまわった。FEILERで今年のクリスマスデザインだという赤いミニタオルを友人とお揃いで買った。昨日のピアスに続きまた宝物ができた。一生大事にしよう。それから恒例のお土産購入のためスーパーへ。たっくさんのチョコレートとドイツビール、それから紅茶、ドイツの名産である白アスパラガスのスープなどを。

でがきゅーり!

腹ごしらえはクリスマスマーケットへ。フランクフルトのクリスマスマーケットはひとつひとつのお店がそれぞれ屋根の形など店構えに凝っている印象があった。これまで訪れたウィーンやブダペストのクリスマスマーケットは、門構えは大凡エリアごとにどのお店も同じだったが、フランクフルトでは同じエリアの中でもひとつひとつ屋根の形や装飾が異なっていて素敵だった。そしてやはり、これまではあまりなかったソーセージが多く見受けられた。大体パンばさみになっている。食べ応えがあって美味しかった。値段は5€くらい。

美味しかったなあ

夕飯は友人の現地で出来た友人も合流してくれて、ドイツ料理を。ウィーンでも食べたシュニッツェルだったが、フランクフルト特有のソースがあるということで、そちらも注文。ヨーグルトの酸味とハーブの独特な香りが特徴的なさっぱりとしたグリーンソースは、揚げ物にぴったりでわたしはとても気に入った。ドイツビール、それから白ワイン、そしてアップルワインというものを飲んだ。アップルワインは好き嫌いが分かれるようだが、お酢のような酸味がある。わたしは気に入った。ほろ酔いで心地よい時間はあっという間で、気がついたら最後の客になっていた。支払いを済ませ、解散した。

嬉しい夜だった。今回ドイツに来たのは、もちろんヨーロッパを周りたかったこともあるが、なによりも彼女に会いたかった。寂しい思いをしていないか、心配だったからだ。遠い場所で、日本とは夜と朝が違う場所に暮らす友が、元気でいることをちゃんとこの目で確認したかった。余計なお世話かもしれないけれど、大切だから。大切な親友だから。でも、彼女の傍にはドイツで出来た友人や同僚がちゃんと近くにいるのだと分かって、本当にほっとして、安堵して、そしてその人たちが素敵で、嬉しかった。この夜のことをわたしはぜーったい忘れないな!

おいしかったな🍺

<おまけ>
🧖星野リゾートのおすすめサウナ🧖



見に来てくださりありがとうございます^^これからも心のままに、言葉を大事に、更新を続けます。サポートいただけたらとてもうれしいです!