11月10日(金)

入社時代からずっとゆっくりお話ししてみたいなと思う先輩がいて、この間、初めてふたりで食事に出かけた。想像通り？話が合って、とても盛り上がった（と、わたしは感じています。）価値観はひとそれぞれだから、まったく違うことを考えているひとと話をするのも面白いけれど、こうして「うんうん、分かる分かる！」と感じてもらう、感じることもとても嬉しい。根本的な解決にはならないかもしれないけれど、同じことで悩んでいるひとがいたり、同じ困難に立ち向かおうとしているひとと出会うと、安心し、そして勇気が湧いてくる。自分も頑張ろう、って。やっぱり人は、ひとりでは生きていけないんだな、と痛感して、それが嬉しい夜でした。ポートワイン、甘くて美味しかったなぁ。

11月17日(金)

今週はとってもとてもいそがしかった。それでどうしてもむしゃくしゃした夜があった。夫はドライブに行こうと車を出してくれて、途中でマクドナルドでポテトのLサイズを買い、田舎なのでこの時間にあいているのはドンキくらいで、ちょっと探検したりして、楽しかった。ずっと食べたかった限定の雪見だいふくが売られていたので買って。外に出て、今日一日自分がいた時間から少し離れると、まるで心はすっきりする。

わたしの夫はいそがしさとは無縁（言い過ぎ？）のひとで、いつもスケジュールに余裕があって、いつも迷わず後回しにできるひとだ。（褒めてます。笑）
その瞬間を大切に、その瞬間だけに必要なことを、ぎゅっと抱きしめることができるひと。いつも心を失わない。そんな夫のことがうらやましくて、尊敬している。わたしはいそがしいことが好きだから、多分夫のようになることは難しいけれど、でも大事なことは見失わないように。どんなにいそがしくても、心をここに。これからは忙しいって、漢字で書かない。そう思った。

11月15日（水）

この間初めて有料記事を出してみた。自分の文章に価格をつけるなど、自信があるわけではないけれど、今回は心の中身をよく書いた。わたしのこと、結婚のこと、暮らしのこと。ひとつひとつの決断が、今に続いていること。どれも思い出すと胸がキュッとなるわたしの大切な部分のお話なので、なんとなく大っぴらにするのは恥ずかしいような気がして。本当に知りたいひとにだけ、本当に見たいひとにだけ、届けようと思って有料にした。何人かのひとが覗いてくれて、とっても嬉しかった。とてもとても嬉しかった。

11月18日（土）

学生時代にすごくお世話になったひとに会った。母のようなひとと、姉のようなひと。学生時代、本物の母と姉と離れて暮らしていたわたしにとつて、手本を示してくれる女性だった。

とってもキュートなお姉ちゃんのようなさとこさんが、先に社会人になって、そのあとでわたしも就職が決まってひさしぶりに会ったときのこと。とあるシネマのイベントに連れて行ってくれて、みんなで映画を見て、映画に出てきたごはんを真似てみんなで食べて。小さなイベントだったからみんな初めまして。でもすぐにおしゃべりして、途中、主催者の方が「就職が決まったおめでたい方がいるようです！」とみんなの前でお祝いの言葉をくれた。みんながおめでとうって拍手してくれたときのこと。胸にずっと残っている。

バイト先に財布を忘れて行ったわたしに、休み時間にぽんっとお金を渡してくれて「ちゃんとご飯食べなさいね」って言ってくれたお母さんみたいな、いや、間違いなくお母さんであるゆかりさんのこと。今も、これからもわたしの大切な恩人。

あの頃、わたしは頑固で未熟で怖いもの知らずで。いろんなことを周りの大人がたくさん教えてくれた。わたしももう、そういう立場なんだなって思うと、しっかりしなきゃ、という気持ちになる。ふたりに恥じないように、背筋伸ばして、たまに一息ついて。これからもずっとふたりの娘で、妹でありたいです。