【質問】いつまでが初心者?

『いつまでが初心者だと思う?』
全ての人は何かを始める時は、全て『初心者』である。駆け出し、新人、半人前、未成熟などいろいろ言い回しはあるが。

『初心者』って言葉は、わたしにとっては非常にありがたく、そしてズルく、助かる言葉だ。

ありがたいズルい言葉というのは、わたしはお酒や珈琲が好きで、よく角打ちや喫茶店に行く。その時に、「お酒(珈琲)が好きなんですが、初心者なんです」と言うと親切に教えて貰える。
『初心者』という言葉で、自分を下げて上手に相手を上げることができるのだ。聞きにくい初歩的な分からないことも気兼ねなく質問できるし、とても勉強、成長することができる。

更に趣味においても、弾き語りをしていて話しかけられた時に「初心者なんですよ」と言うと練習不足でも許される気がする(何に?笑)
楽器経験者からはいろんなアドバイスを教えて貰ったりと助かる。本当にいつまでが初心者なんだろうか。
SNSに弾き語りの練習動画を載せる時も、とりあえず#ギター初心者 ってハッシュタグつけておけば許される(何に?)

で、ここまでの『初心者』は趣味での話なんだが。趣味以外、特に社会に出てからは違ってくる。
例えばコンビニでのバイト、ネームプレートには『研修中』と書かれているがお客さんは手加減してくれず。工場でのバイトは、熟練者、中堅者、初心者、誰の見分けもつかず同一に働かされる。
飲食店では、初心者であっても「お店の顔」となる。失敗は個人ではなくお店の評判に繋がってしまう。
対人関係のお勤めでも「新人です」と言うと、優しくされる半分、こいつで大丈夫なのか半分で見られてしまう。

『いつまでが初心者?』のわたしの仕事でのほんの一部の答えは、
看護師の仕事で採血する時に、
「注射下手なので失敗したらすみません」
から、
「注射上手いので失敗しません」
って言い始めた時が『脱初心者』かな。(勿論失敗することもあるが)

『いつまでが初心者?』は本人の気持ちの有り様次第なんだろう。
『初心者』って思う日もあったり、『初心者』って思わない日があったり。徐々に『初心者』から離れていくのではなく、「俺は出来てる」って慢心した後に出来てなかったことに気付いて『初心』に戻ったり。
そんなものだろう。

趣味に関してはいつまでも『初心者』でありたい。言葉をズルく利用し、成長していきたい。

音楽は楽しい。
今日も自らを『初心者』と名乗りながら、弾き語りをし、また、初心者にギターを教えていく。そして教わっていく。また少しずつ成長できる。

自動車の初心者は、初心者マーク🔰が風で飛んでって無くなった時だろう。

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