せいかつを思案する

学部二年の設計演習のTAをやっている。今、集合住宅の設計をしているが、多くは片廊下歩いた中廊下の様な構成のもの、機能一辺倒のもの。僕はこの課題にどう考えを持っていたかは忘れてしまったけど、やはり、知らないもの、未知の存在のものは決して作れないし、想像もできなければ、自分の生活にありふれたものしかできないのだな。ということは毎回思うことであるが。

カレーライスを知らない人がカレーライスを作ることができないように、自分がどんな空間でこれまで生活をしてきたかを考えたりしなければ、他人の生活の場は作りえないのだ、と。


やはり、こう考えると、自分の生活にいかに興味を持って生活できるかが、1、2年生にとって建築を考えていく上での一歩なのかな、とか。

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