輝き人! NO.5 Juliet  -後半-

前回にひき続きJulietの皆さんを紹介していきます。

―今の自分をどう捉えていますか?
マイコ:デビュー時に比べて大人になりました。すごく自信がついた一方で、すごく不安になる自分がいます。でも、それを冷静に見ている自分もいたりして。一日一日、凄く変化しています。
ユミ:冷静と情熱の間にいる人間です。以前から変わらずに、好きな事にはまっすぐに、素直に接していくように心掛けています。デビューをしてそれを出す機会が増え、同時にそんな私を認めてもらえる機会も増えました。私の売りは100人キャラで、いろんな人が登場するのですが、それのみならず全てのことでスケールを大きくやっていき、出し惜しみをせず、後悔をしないようにして行きたいです。冷静という面では、誰よりも客観視できます。だから、厳しい所もあって、それに責任感も強いところがあって、影のリーダーでもあるんです。
ハミ:前よりも少し強くなりました。加えて、色んな事を夢中でやってきて、その一つ一つが繋がって、今の自分という形に仕上がっていることを感じます。
―今の自分に点数をつけて下さい。総合的に判断して、お願いします。(100点満点で)
マイコ:トータルで“何点です”って言うことは出来ないです。でも、半分の50点以下にはなりたくないです。100点になったら、その地点で終わりだと思うので、99点にして、残りの1点を課題として前に向かって歩んでいきたいです。
ユミ:数字で評価するよりかは、内容であったり、質の方が大事なのかなって思います。グループとしては数字というものが大きな目安になってくるのですが、個としてはそうじゃなくて。なぜなら、点数と自分が思っていることは一致していないんです。だから、トータルで今の自分を点数化すること自体に意味が見出せないです。加えて、出来事ごとに点数は変わっていきますので、常にそれが更新され続けているという感じです。因みに、今の取材中は20~30点ですね。(笑)難しい質問が多くて。(笑)でも、この後何かが起こって90点に跳ね上がることだってあり得るんです。そんなイメージです。
ハミ:“今の点数”というのは難しいです。私もユミと同じで、点数に関しては常に更新されていきますので、トータルで判断することは出来なくて。色んなカテゴリーでそれぞれに点数が与えられているという感じです。だから、今日のライブは何点だったのかなというのなら考えられますけどね。
―皆さんの生きていく上での軸を教えて下さい。
マイコ:私の人生の中で幹となっているのは“恋愛”です。歌詞を書いている時を含め仕事の時にも影響しますし、もちろん、私生活の方でも・・・。失恋が原因で仕事が手につかないということは無いですが、好きな人がいることって全てに影響するのかなって思います。私はその中で、自分というものを見つけだしています。
ユミ:“健康”と“笑顔”です。自分が笑うのも好きですし、他の人が笑っているのを見るのも好きです。他の誰かを笑わすには、まずは自分が笑っていないとダメですよね。笑いは連鎖するもので、私が笑えば、周りの人も笑顔にできると思っています。そして、笑いが健康に繋がるんです。落ち込むことを否定はしませんが、そればっかりでは仕方ないです。落ち込んだ時は涙を流したり、他人に相談をして深く考え込んでも、一番最後は“笑い”に辿り着いて欲しいです。
ハミ:“家族”です。家族を幸せにしたいですし、家族の自慢でもありたいです。私の家は両親が離婚していることもあって、私がその二人の未来をどうにかして行きたいって強く感じています。家族が好きで。余生は生まれ育った大阪で過ごしたいですね。(笑)また、両親のみならず、私たちの曲を聴いて下さる方や支えてくれる全ての方を幸せにしたいです。

―座右の銘を教えてください。
マイコ:昔から“シンプル”という言葉が好きです。思った感情に対して素直にいたいです。良くも悪くも大人になった自分がいて、今では考え過ぎたりするのですが、だからこそ、そういった姿勢を大切にして行きたいです。
ユミ:“笑う門には福来る”です。反省はしても、後悔はしないようにしていきたいです。 でも、そうできていない自分を感じています。
ハミ:“七転び八起き”です。何度でも立ち上がっていきます。
―音楽以外で挑戦したいことはありますか?
マイコ:SMAPに以前から憧れていて、グループとしても、個としてもやって行けるようになりたいです。個としてやって行けるようになれば、グループとしての魅力も持ち上がるのかなって思います。なので、音楽に加えて、他の何かにも挑戦して行きたいとは思っているんですが、具体的なことは決まっていません。これから見つけて行きます。
ユミ:来年からJulietが新体制になるということもあって、今は他のことをやっている場合じゃないです。今が一番、音楽に向き合えていると思います。でも、オファーを頂いた仕事は積極的にやっていきたいです。
ハミ:今、食について勉強しています。ローフードマイスターの資格を目指しています。年内には取りたいと思っています。今後のためにも、食べる物には気を使って行きたいです。
―メンバーそれぞれへの思いをお聞かせください。
まずはハミさんについてお願いします。
マイコ:すごく楽しんでいる感じが伝わります。ハミがいることで、場の空気が柔らかくなったりしますね。それに、今の気持ちに素直ですので、私も自分の思いを伝えやすいです。
ユミ:ライブで一番リラックスしています。変に力んでないから、ハミの良い部分が出ていますね。私がMCをしている時に、散らかすこともあるのですが、それに対して突っ込みを入れてくれたりとか、笑っていてくれたりして、そのおかげで良い空気が生まれているのを感じます。それに癒しも与えてくれています。どんどんモルモットになっていくような感じですね。(笑)

―次にユミさんについてお願いします。
マイコ:デビュー当時から変わらずに、笑ってくれるし、笑わしてくれます。これって誰でもできることではないですよね。私がJulietであることの自信の一つにユミがいることがあります。天然な部分だけじゃなくて、自分に厳しいところもあって、人間としての幅の広さを感じさせてくれます。
ハミ:こんなにハッピーを届けられる人はユミ以外にはいないと思います。ユミはお笑い界にも進出できるのかなって。(笑)というのも、私の中では世界一面白いと思っています。中学生の頃からユミのことは知っているのですが、その当時からユミはいつだって笑顔で、彼女の周りには多くの人が集まっていました。ユミの傍にいると私も楽しいです。ユミの言葉には人を幸せにする力がありますね。
―最後にマイコさんについてお願いします。
ユミ:ライブで言葉を届ける役目ですので、マイコだったらどうするのかというところをファンの方は見ていると思います。マイコには凛としている部分と危なっかしい面の両方があるのですが、その両方を私も含め見ている方が注目しています。
ハミ:特に作詞・作曲が出来るということに尊敬しています。マイコは言葉の幅が広く、メッセージが強くて。Julietの持ち味の一つにマイコの“良い話コーナー”があるのですが、それで勇気をもらう人が多くいるのにも納得が出来ます。その点にも尊敬の念を抱いています。一緒に歌詞を書くことがあるのですが、いつも私より先に色んなアイデアを振ってくれて助かっています。だからこそ、私もいろんな意見を言いやすいです。
―最後に読者の方へのメッセージをお願いします。
マイコ:ハートとハートでやっているグループですので、字づらや音楽だけでは伝わらない部分を届けて行きたいと思いますので、どうぞよろしくお願いします。学生の皆さんは、私は高校までで学生生活は終わってしまったのですが、必ず行く場所があって、そこに行けば必ず誰かに会えるというのは学生時代にしかないものだと思います。私たちは3人でやっているので今でも変わらずにそういった環境にあるのですが、多くの仕事の場合ですと、それは難しいことだと思います。そういった状況にあるのを楽しみつつ、今しかできないことを全力でやってください。
ユミ:一回ライブに来てみてください。Julietは、来ていただいて、一緒に楽しんで、初めて良さが伝わるグループです。初めて来るお客さんも多くて、私たちももちろん大歓迎ですので、少しでも気になる方は遊びに来てください。学生の皆さんは、今は思春期であったり、そうでなくても学生の時には色んなことがあると思います。辛かったり、失敗して落ち込んだり、自分だけ何やっていいか分からなくなったりして“この世の終わり”と思うこともあると思います。でも、その経験が後々のトークのネタになったり、それで自分のところに集まって来てくれる人がいるということも事実です。それに、そういった経験が自分のことを客観的に見つめられる材料にもなったりします。なので、その当時はどんなに辛くても、その後に良いことがたくさんあるっていうことを忘れないでください。
ハミ:抵抗なく、気軽に会いに来てください。老若男女誰でも楽しめるライブにして行きますので、どうぞよろしくお願いします。私はこのツアーがJulietとしての最後のツアーになりますので、ラストに一緒にバカ騒ぎしましょう。学生の皆さんは、若いうちにできることはたくさん挑戦してください。私は考え込むことが多かったのですが、それよりかは飛び込んだ方が良いと思います。私自身、その勇気があれば、もっと楽しめたのかなって思っています。仕事も恋もいつかは規制がかかる時期が来るので、若いうちにできることは思いっきりやって下さい。

取材:梶裕太 編集 高橋祐貴

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