輝き人! NO.5 Juliet  -前半-

今回は輝き人として、Julietを紹介します。

 左から     ユミ  マイコ  ハミ          


interview

―まず初めに、Julietの世界観を教えて下さい。
マイコ:私達が送り届けているのは等身大のLOVEです。歌詞は実体験に基づいていますし、リアルなものを歌っています。なので、決して嘘はつきませんし、素直に全てのLOVEを歌い届けています。そこがJulietならではの部分であり、他のアーティストの方には無い魅力だと思っています。
―続いて、皆さんのチャームポイントを教えてください。
マイコ:責任感が強いと思います。チームの代表として言葉で伝えていかないといけないので。あとは笑った顔の印象が良いと思います。自分で言うのは照れ臭いですね。(笑)
ユミ:楽しいことが好きで、前向きで常に明るいところです。だから、グループ内では盛り上げ役です。(笑)あと、誰とでも仲良くなれる博愛精神の持ち主です。(笑)
外見としては、顔のパーツがはっきりしていることですかね。目と口が大きくて。私は欧米の方の顔が好きなのですが、その自分の好きな顔に寄せやすいところがお気に入りです。
ハミ:抜けているところです。自分ではしっかりしているつもりなんですが、「天然やめてや」みたいなことはよく言われます。言わば、“絶妙うっかり八兵衛”です。(笑)でも、全然天然を推してはいないんですけどね。あとは、顔が自分の飼っているモルモットに似ていることです。そのモルモットが凄く可愛い丸顔をしているんですよ。
―日常にあるちょっとした幸せや憂鬱を教えてください。
マイコ:私が住んでいるマンションはすごく挨拶が盛んなんです。そうやって、全然知らない人同士の交流があるっていうことに幸せを感じています。でも、朝起きて曇っているだけで憂鬱です。
ユミ:私は普段、カラコンをしているのですが、コンタクトが表のままでツルンとすんなり入った時は幸せです。その後のメイクにやる気がでますね。
逆にコンタクトが裏返しで入って、一旦取り出した後に手をタオルで拭いた時に、タオルに犬の毛が付いていたらしくて、二度目にコンタクトを入れて、毛が目に入ってしまった時は気がめいります。
ハミ:お気に入りの飲み物があるのですが、それはコンビニを10か所回っても1か所ぐらいでしか発見できないんです。だから、それを見つけられた時はラッキーと思っちゃいます。特に買うものが無くても、コンビニに入って、それがあるかをチェックします。(笑)憂鬱なこととしては、私が乗る自転車のかごの中に缶などのごみが入っていた時です。

―アーティストとして何を発信して行きたいですか?
マイコ:私たちを見て、みんなが元気になって欲しいです。“素直になれる場”というものを提供して行きたいです。普段生きていて取り繕ってしまう時があるからこそ、私たちといる時は自然に笑って、泣いて、その人が明日を生きるきっかけになって欲しいと思っています。
ユミ:これは以前から変わっていなくて、“等身大であって、リアルであること”です。
ファンの方と一緒に泣いて、笑っていきたいです。加えて、ファンの方には包み隠さずいたいです。
ハミ:Julietの音楽で、元気や希望を与えて行きたいです。SNSを通じて、ファンの方がメッセージをくれるのですが、「悩んでいましたが、Julietの曲を聴いて元気になりました」とか「死のうと思っていましたが、Julietのおかげで明日も生きて行こうと思えました」とか言ってくださり、すごく嬉しいです。自分にはこんな力があったと思える瞬間ですね。だからこそ、1人でも多くの方にそういったものを届けて行きたいです。
―アーティストとして心掛けている部分やここだけは譲れないところを教えて下さい。
マイコ:自由でいることです。歌詞を書いている立場でもあるので、Julietとしてのメッセージを強く訴え、妥協せずに伝えて行きたいです。
ユミ:逆にそういうのを持たないことです。固定観念を持たず、型にはまらないスタンスを維持して行きたいです。アイドルではなく、アーティストだけど芸人でもあるみたいな。(笑)アーティストだから絶対こうでなくてはいけないと思われていたり、言われているものを全部壊して行きたいです。だから、結局はやりたいことを自由にやる。それに尽きると思います。それに、楽しいことを届けて行きたいです。
ハミ:ステージの上ではキラキラしていたいです。以前、ボイストレーニングの先生に、「ステージに上がる前にキラキラしているって自己暗示をかけると、本当に舞台上でキラキラしていられるよ」って言われて、それは今でも実践しています。
―そもそも、どうしてこの世界に入ろうと思ったのですか?
マイコ:小さい頃から、歌のお姉さんになるのが夢でした。ピアノが好きで、いつでも音楽がそばにある環境で育ちました。本気でこの仕事に就こうと思ったのは高校での進路選択の時です。その時に音楽をしっかりやっていこうと決めました。
ユミ:小さい頃から歌手になるのが夢でした。小学校3年生の時に安室奈美恵さんを見て、いつか自分もこうなりたいと思ったのを覚えています。中学生の時に本格的にデビューを目指して、ダンスボーカルスクールに通い始めました。それで、別のグループで一回は夢を掴んだのですが、解散してしまって。その後数年経って、Julietとして再スタートしました。そんな感じで、今のJulietとしての私に至ります。
ハミ:私も小学校の時に安室奈美恵さんやSPEEDに憧れて、小学校6年生と時にダンススクールに通い出しました。その中に歌手になりたい人が集まる部門があって、そこにいた自分と同じ年で歌って、踊る子たちの姿に惹かれました。その時に、単純に私もやろうと思いました。

―アーティストとして成功を感じる瞬間はいつですか?
マイコ:やっぱり、ライブでお客さんの数が増えていくことです。最初は3人とかだったのが、今では何百人、何千人のお客さんが来て下さるようになって、それなりの手応えを感じています。新しく親しくなった人が私と出会う前からJulietの曲を聴いて下さったりして、自分がアピールしていないところでもちゃんと届いているんだなと感じます。そんな時ですかね。
ユミ:ファンの方に私たちの辛かった経験や恋愛話がしっかり届いていて、SNSを通じてメッセージを頂いた時です。ライブで涙流したり、爆笑したというメッセージを見ると、自分たちのやってきたことは間違っていなかったんだなって思えます。私たちが誰かの背中を後押ししていると思うと、それは私たちが目指すものでもあるので、成功と言っても良いんじゃないかと思います。
ハミ:ライブで感じることが多いです。特に地方に行った時です。どこの土地でもチケットを買って、会いに来てくれるファンの方がいることです。そんなところに一種の成功を感じています。
―日々、プレッシャーは感じますか?
マイコ:Julietを始めた当時は背負うものが多くてプレッシャーとの戦いという感じでしたが、今はそれすらも楽しめています。ピンチはチャンスでもあるので、プレッシャーについては重いものとは感じなくなりました。曲を出す時に、“果たしてこれは届くのだろうか”とは思いますが、SNSで生の声が聞けるので、世間のニーズに応えられているか不安に思うことはないです。
ユミ:デビュー1年目の方がプレッシャーは大きかったです。当時は覆面でやっていたので、覆面外した時はどんな反応をされるのかとか考えたりしていました。それにレコード会社からの圧力を感じちゃっていました。でも、今はプレッシャーを感じている場合じゃないです。“できなかったら、どうしよう”とか、“期待に応えられなかったら・・・”とか思うのって、誰かの存在を気にしている自分がいるが故に感じてしまうことだと思うんです。それよりかは、今を全力で楽しみたいですし、プレッシャーを感じて得することはないと思ってやっています。その結果、ファンの方も喜んでくれて、自分たちも楽しめていますね。
ハミ:Juliet史上、一番リラックスしています。“歌詞、飛んじゃいそうだな”とか思っても、なんかあったら2人が助けてくれる安心感があったり、この3人なら楽しめると思うと自然と気持ちが安らぎます。むしろ、ハプニングが起きて欲しいとも思っているぐらいです。この3人なら、それまでも楽しめると思っています。どうなるか分からない状況の方が好きです。
―さて、ここからはJulietの皆さんのさらなる内面に迫っていきます。
―今までで一番辛かった経験は何ですか?
マイコ:いつだって、大変なことは結構あります。例えば、連日歌詞を書いていて、ボツになった時は辛いです。でも、作っている時はどんなに辛くても、出来上がった時にはそれなりの達成感に出会えます。
ユミ:Julietのメンバーとしては去年の47都道府県を回ったツアーです。メジャーデビューした女性グループとしては初の試みだったらしくて、期間も半年と短くて、その途中にはJulietとしての舞台にも参加させて頂いたりと、肉体的にかなりキツかったです。
ハミ:私はJulietとしてデビューする前です。高校生の時に一回デビューしたのですが、そのグループが解散してしまって。その後の2~3年はバイトで生計を立てつつ、オーディションを受けてはいたのですが、どれもこれも落ちてばっかりでした。その頃は、精神的にかなり落ちていましたね。

―人生を変えた一番の出会いを教えてください。
マイコ:メンバーに出会ったことです。これまでにたくさんの方にお世話になって来たのですが、“一番”となるとメンバーです。“初めまして”と言って出会った時に物凄いパワーを感じたのを覚えています。その時は衝撃が走りましたね。メンバーといると、自分が心から強くなれるんです。私にとっては大切な存在です。なので、私以外のメンバーのことを褒めてくれると純粋に嬉しいです。自分のことじゃないけど、自分のように嬉しく感じます。結局、私たちって“一心同体”なんです。
ユミ:同じく、メンバーです。私たちはみんな、以前別のグループで活動していまして、そこが上手くいかなくて、Julietとして再スタートしたという経緯があるんです。だから、よっぽどの化学反応が無い限り、やり続けていくのは無理だと思いました。私も暗黒時代があって、その時にお仕事のお話はあったのですが、その何もかもがピンと来なかったんです。でも、Julietで集まるって言うことを聞いた時は、純粋にやりたいって心の底から思えました。結成当時は1年以内にデビュー出来なかったら辞めるということを3人みんなで話していたのですが、今でもこうしてJulietとして活動できています。ここまで来れたのも、メンバーそれぞれが支えあって、協力してきたおかげだと思っています。ひとりだったら、絶対無理だったと思います。
ハミ:私もメンバーとの出会いです。暗黒時代があって、その当時は実家に帰ろうと思ったし、気持ちもどん底でした。でも、2人と出会い、この3人ならどうにかなるって感じることが出来ました。根拠のない自信でしたが。でも、そんな風に気持ちを持ちあげてくれた2人に出会えたことは、私のこれまでの人生においては一番に相応しいものだと思います。
―では、今一番会いたい人は誰ですか?
マイコ:亡くなった祖父です。いつも、私がしんどくなる前後で夢に出てくることが多いので、実際に会って話がしてみたいです。
ユミ:やっぱり、彼氏です。今海外にいて、遠距離恋愛中で、年に2回ぐらいしか会えないので、会いたい気持ちは増すばかりです。
ハミ:占い師のよっちゃんです。タロット占いをしてくれるのですが、毎年一回か2回は見てもらうようにしています。今ちょうど占ってもらう周期が来ているので、会って占って欲しいです。
―皆さんが一番感謝している人を教えてください。
マイコ:一番となると難しいですね。場面によっても変わってくるのかなって。でもやっぱり、Julietを作ろうと言ってくれた方です。それが無かったら、二人にも出会えていないですし、今の自分もいないです。
ユミ:難しいですね。私は、彼氏です。いつだって私のことを信じてくれて、支えてくれています。一番の味方ですね。同時に一番の親友でもあるんです。同じ価値観を共有できていて、遠距離恋愛中なんですが昼夜の電話を欠かさずしていて。でも、それって誰でも出来ることではないですよね。そんな彼氏がいてくれるから、私はどんなことに対しても怖がらずに、全力でいられると思います。
ハミ:お母さんです。私の家は母子家庭で、貧乏でした。でも、私がダンスをやりたいって言ったら、やらせてくれましたし、歌のレッスンに通いたいって言った時も素直に認めてくれました。中学3年生の時に東京に行くことを決意した時だって、反対せずに送り出してくれました。一番私を信じてくれて、支えてくれる存在です。

後半に続く。
取材:梶裕太 編集:高橋祐貴

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