愛について

 お付き合いしていた人と3ヶ月前から関係がうまくいかなくなりました。ことの発端は私の甘い考えによって大好きな人が嫌がることをしてしまったことです。その後彼と関わることへの恐怖心から嘘をついてしまうようになりました。更に信頼関係が壊れてしまいもうどうにもできない状態に陥りました。

結果的にお別れすることになりました。
別れたくないと縋りついた私を優しい彼は突き放すことができず、何度か関係の修復に取り組んでくれました。その3ヶ月の期間、私も愛について真剣に考え彼を手放すということを決心できるようになりました。
その間に学んだことを書きます。

下記の4冊の本を読みました。
・愛するということ
・愛とためらいの雑学
・大好きな彼と別れた、世界で一番悲しいときに読む本
・執着を手放して「幸せ」になる本上記を読んで、学んだこと
この中で今の自分に一番響いた本(太文字)から学んだことを下記に書き留めます。


1 自分を信じられない状態では人を愛することができないとうこと
 最近になって周囲に対し「この人を愛しています」と伝えることが恥ずかしいことではないと理解しました。そう思えなかったのには今までの環境からの思い込みです。恋愛に対してだけではないのですが、思ってもいないことを周囲の雰囲気に合わせて発言してしまうなどほとんど「道化」です。自分の発言を自分の耳を通して自分のこころに訴えかけてしまい、「道化」と「自分そのもの」の境界線が曖昧になり、自分自身を信じられなくなっていることに気が付きました。彼はいつも正直でまっすぐな人です。そんな彼から見た私は相当訳が分からない人間であり、不審感が湧き出てくるのだと思います。
 これからは周囲に受け入れてもらえないもしれないという恐怖を捨て去り、勇気をもって素直な自分で人と関わりたいと考えています。そして心から信頼してもらえるようになってパートナーと良好な関係を築きたいです。

2 自分の意見を言わないことは課題を解決する努力を怠っているに等しい
 私は今までお付き合いをした人、又は友人と喧嘩をしたことがありませんでした。自分が違うことを思っていても相手と反対の考えであるなら、若しくは相手にとって少しで不快に思うことであれば伝えないという選択をして相手との衝突を避けてきました。そのためには相手の情報を先に聞き出し、自分の考えの出力を調整するのです。そのようなふるまいをしている中で彼に「何を考えているのかわからない。いつも黙る。ずるい人間だ。」と言われました。私が相手の情報が知りたいように、愛してくれている人は「私がどう思っているのか」を知りたいと思っていることに気が付きました。関係性をきちんと「2人」で築きたいと考えてくれていました。
 この先、自分の思ったことを伝えることが今までやってこなかった分、難しいのではないかと思います。決して相手の考えを否定するようなことを言ってはならないし、その後の2人にとっての打開策を考えようと思えるように伝えなければなりません。「相手への思いやり」は常に忘れないように心にとめます。

3 尊敬 「愛する人が自身のために、その人のやり方で成長していってほしいと願うこと」
 私が彼と離れようと決心した言葉です。私は以前お付き合をしていた人を信じられなくなる時期がありました。不安定な私に一緒にいる時間を作り、沢山コミュニケーションをとる努力をしてくれたおかげで遠距離恋愛も苦にならないほど信用できるようになりました。その経験から、離れる選択肢しかなかった彼にこれからもっと時間を共にすべきだと自分の考えを押し付けようとしてしまいました。私の中の2人の成長を願う気持ちに嘘はありません。ただ、相手のやり方を尊重しないことは相手への尊敬にかける行動になってしまうと本書で教わりました。
私は彼と最後に会った日に、手紙を渡しました。内容は今までの感謝と愛しているからこそ彼の選択を応援すること。私の思いはきっと大切に受け取ってくれたんだと思います。

本を4冊読んだ結果、
「愛する人が幸せだと感じて生活ができるのであれば充分」だと思うことができました。

 実は別れかてからも以前変わらす連絡が来るようになり2人で出かけることも家に招くこともあります。はたから見たら、曖昧でよくない関係であると思います。彼が葛藤を繰り返し日によって私に向ける熱量は明らかに違うので正直悲しい時も多々ありますが、彼が自身の幸せのためにたくさん考え答えを出すまでは暖かく見守ろうと決めています。

お付き合いした期間は決して長くはありませんでしたが、学んだことがたくさんありました。本当に彼に会えてよかったです。たくさんの感謝はこの先も忘れないようにしたいです。



この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?