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「予約」がお店に与えるものは喜びだけではない。

少し、きついタイトルに見えますが、消費者側というか、利用する側の人に理解してほしいことがあります。

予約についてです。

基本的にお店は予約していただけると、準備もできますし、売り上げも安定するし、喜ばしいことが多いです。うちの店は予約というよりかはふらっと来る方が多い店なので、そういう恩恵はあまりありませんけどね。。。笑

んで、本題です。

じゃあ「喜ばしくない場合」って何?って話ですよね。
ドタキャンはされたら辛いだろうけど、それ以外は予約はいいことだらけじゃないの?って。

まず単刀直入に言えば、
「お客さん都合のみの予約」です。

これだけで理解した人がいれば結構すごいなって思います。
きっとお店側になったことがあるか、お店のことをよく考えている優しい方だと思います。

この前、こういうお客様がいました。

22時に8人で行きたいんですけど、と前日にお電話をいただきました。
なんとかギリギリ案内できる人数ではあったので快諾し、当日を迎え、10時に確実に席を確保できるように、早い時間帯に来た方には説明をして、時間制限を理解していただいて早めに帰っていただいたり、人によっては「予約があるので」とお断りをさせていただきました。

そして迎えた22時です。

詳細は省略して、結論のみを言いますが、
みなさまドリンク一杯で帰っていかれました。しかも半分ソフトドリンク。

おそらく、他でガッツリ飲んできて、食べてきて、でも時間制か何かで追い出されてしまうから少し延長戦で、締めとして時間を過ごせる店が欲しくて予約されたんだと思います。

もちろんその気持ちはわかりますよ。
でもうちのような小さな店の約1/2の席を占有する予約を入れて1杯で帰られてしまうというのはこちらとしては大打撃です。

予約は単純な足し算ではありません。
その予約があることで、お断りを入れているお客様がいます。
実際その日は2組断って、6人の団体には1時間半しか利用できない前提で利用していただきました。そういう背景が想像できないのも仕方ないことだと思います。

おそらく、「日本ワイン酒場」じゃなくてもよかったと思います。
カフェでもよかったレベル。でもカフェは予約できませんからね。。。
間違ってるかもしれませんが、僕にはそう見えてしまいました、

でもだったら。
せめて前日に予約を入れるタイミングで「1杯だけとかしか飲まないと思うんですけど予約可能ですか?」と聞くべきではないでしょうか?
それでOKしたらそれは1ミリも責めることはありません。

例えていうならば、
明日18時に空いてる?と誘っておいて、実際あったら「俺19時から用事あるから1時間で帰るね!」って言われたくらいポカーンって感じです。
「だったら会わないで違うことする時間にできたのに」と思わせちゃいますよね。

悪気がないのはわかっています。
もしこの記事をその方が読んで不快な思いになってしまったら申し訳ないという気持ちもあります。

でも小さな店を予約する時は少しばかりそういう配慮をお願いしたいなと思います。せめて「今から30分後なんですけどどうですか?」とか、「1杯だけなんですけどいいですか?」とか、そういうタイミングや前提を伝えていただければ気持ち良くご案内できるかと思います。

この記事は、完全なポジショントークですし、賛否両論あるかと思いますが、正直に綴らせていただきました。

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